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富士山 混雑を避けて登る方法(どの登山口を選ぶか?いつ登るか?) 

富士山は、私が一番好きな山です。ときどき一緒に山に登る友人と
「体力が続く限り毎年登ろう!」
と約束し、毎年登り続けて8年が過ぎました。小学校5年生と6年生のときにも登ったので合計10回登ったことになります。

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そんな私ですが、混雑している山は大嫌いです!
列になって登るのは我慢できません。自分のペースで歩きたいのです。山小屋で、1枚の布団に2人や3人で寝るのは絶対に嫌です。最低でも、布団1枚分のスペースは欲しいです。
富士山=混雑 のイメージがありますが、ルートや時期、時間を工夫すれば混雑を避けて登ることはできます。

4月5日の読売新聞の朝刊 解説面に、富士山の登山者数抑制策についての記事が載っていました。

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これを読んで私は、 富士山の混雑解消に貢献するため(?)に、混雑を避けて登る方法について書こう!と思いたちました。(読んでから記事を書くまでにずいぶんたちましたが・・・。)

どの登山口を選ぶか?

それぞれの登山口とルートついて私の考えを書きます。ちなみに、読売新聞の記事によると「登山者数抑制策」は、吉田口と富士宮口について週末や休日を避けて分散登山を促す呼びかけです。御殿場口、須走口については混雑が見られないとして設定されなかったそうです。

吉田口

1番混雑しているのは、吉田口です。混雑が嫌いな私は、小学5年生のとき以来登ったことがありません。本や雑誌では、初心者には吉田口をおすすめしていることが多いです。山小屋の数が多く、人が多いので安心感がある・・・という考え方です。ツアーの多くは吉田口から登ります。つまり団体さんが多いということです。私は富士山以外の山でも、団体さんにはあまり会いたくありません。考え方の問題ですが、混雑が嫌いな方は、吉田口はやめたほうがよいと思います。

富士宮口 

2番目に混んでいるのは富士宮口です。私は1回しか登ったことがありません。富士宮口も、混雑が嫌いな方にはおすすめできません。コースタイムが1番短いので初心者におすすめ・・・という考え方もあります。ツアーも多いようです。

富士宮ルートの特徴は、登山道と下山道が同じ道だということです。他のルートには下山専用道があり、砂走りがあります。せっかく富士山に登るのなら、砂走りを体験したほうがよいのではないかな?と思うので、私は初めて富士山に登る方にはおすすめしません。   

御殿場口

1番すいています!マイカー規制がありません!5合目まで車で行くことができるので便利です。(※御殿場口以外の登山口は、マイカー規制があるので専用駐車場に車をとめてシャトルバスで5合目まで行くことになります。)

本当にすいているので、前にも後ろにも他の登山者の姿が全く見えない・・・ということが多くなります。とにかく混雑が嫌い!!という方には断然おすすめできます。

御殿場口の特徴は、コースタイムも距離も一番長いことです。(かなり長いです。)

でも、比較的なだらかな登山道なので、歩くのが難しいわけではありません。私が小学6年生のとき、父と2人で登ったのが御殿場ルートでした。クラスで1番運動神経がにぶかった、へなちょこな私が頂上まで登ることができたくらいです。

御殿場ルートの1番の欠点は、山小屋が少ないことです。登山経験の少ない方でも、食料や飲み物などを充分に用意し、無理のない計画を立てれば登ることはできますが、トイレに困ることになります。

トイレが近い方は、青空の下で〇〇〇〇する覚悟が必要かもしれません。 

御殿場口は、本や雑誌で「上級者向き」と書かれていることが多いですが、登山経験は少なくても日頃から運動していて体力があり、トイレが近くない方にはおすすめできます。

 須走口

私が1番多く登り、1番おすすめだと思っているのが須走口です。 7合目近くまで樹林帯があるので景色に変化があるのもよいところです。御殿場口ほどはすいていないので、適度に人に会う安心感もあります。山小屋の数は、吉田口ほど多くはありませんが、御殿場口ほど少なくないのでトイレの心配も必要ないと思います。

注意が必要なのは、本8合目からは1番混雑している吉田ルートと合流することです。週末や休日は避けた方がよいです。宿泊する場所は、合流する前の山小屋を選ばないと大変なことになります。

また、富士山で一番問題になっているのは、ご来光を頂上で見ようとする人たちによる頂上付近の渋滞です。須走口は富士山の東側にあるので、樹林帯を抜ければどの位置からもご来光を見ることができます。ご来光の時間、頂上は大混雑です。私がおすすめするのは、須走口から登り、吉田ルートと合流する前の山小屋に泊まり、山小屋の前でゆっくりご来光を見てから頂上に登ることです。

時間をずらせば混雑を避けることができます。

ご来光は頂上で見なくても、頂上で見るのと同じくらい美しいです。

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プリンスルート

皇太子さまが登られたことで「プリンスルート」と呼ばれるようになったコースです。富士宮口から登り、宝永遊歩道を通って御殿場ルートに入ります。1回だけ挑戦したことがあります。

最もきついコースでした! 

たぶん、2回目はないと思います。距離が長いだけでなく、登山道が砂状になっている部分が多く、足がしずみ体力の消耗が激しいのです。砂浜を長時間登り続けるような感じでした。ところが驚いたことに、こちらの本でプリンスルートがおすすめのルートとして紹介されていたのです。 

鈴木みきの富士登山ご案内 (コミックエッセイの森)

鈴木みきの富士登山ご案内 (コミックエッセイの森)

 

そして、実際に鈴木みきさんが初心者の方とプリンスルートから登っていました。鈴木みきさんの著書は好きですし、何冊か読みましたが、プリンスルートを初心者の方におすすめすることには賛成できないな・・・と思いました。 

さて、私は今年はどのルートから登るのか?は未定です。御殿場口か須走口にしようと思っています。体力が続く限り、毎年登り続けます!