ゴールデンウィーク中に混雑を避けて塔ノ岳に登ろう作戦!
ゴールデンウィーク中の山小屋は、間違いなく混雑しています。だから日帰り登山がしたいです。そこで、一番登り慣れている塔ノ岳に混雑を避けて登ろう作戦!を考えました。朝一番早いバスに乗り、周囲の人よりも速く、スピードをあげて登れば混雑を避けることができるはず・・・という作戦です。下りは大倉尾根では混雑を避けられそうにないので、以前平日に通ったら誰にも会わなかった政次郎尾根にしようと考えました。こちらの記事のときです。
ところが、気が変わりました・・・。
朝一番のバス(渋沢発6:48大倉行き)に間に合う時間の小田急線に乗ると、偶然同じ車両に、私と同じように単独登山に行く途中のAさんが乗っていたのです!
Aさんは、こちらの登山に一緒に行った前の職場の先輩です。
こちらの記事にも登場しています。 レインパンツをはくときの、ビニール袋活用法を教えてくださった山登りベテランの職場の先輩がAさんです。
私は今までAさんから、登山についていろいろなことを学び、たくさんの影響を受けてきました。私にとって初めての鍋割山も、塔ノ岳も、南アルプスの北岳も、Aさん について行きました。Aさんと私が一緒に登ると、登りは私のほうが速く登れますが、下りは断然Aさんのほうが速いです。山登りは「登りは体力・下りはテクニック」だと実感します。
私はへなちょこながらマラソンの練習を続けているためか?体質なのか?心肺機能が人よりも強く、持久力はあるほうです。標高が高いところでもあまり息切れしません。だから登りはコースタイムより早く登れます。下りは苦手で、よたよたとすべって転びそうになりながら歩くので遅いです。以前はよく膝が痛くなりました。
Aさんは登山歴が長いので、山登りのための基礎的な体力や技能が身についているのだと思います。岩でごつごつした歩きにくい山道でも、楽そうにすいすいと下りていきます。
そんなAさんが、今日は塔ノ岳と丹沢山に登ると言うのです。理由は、
「Let’sGo!丹沢・大山やまなみ登頂スタンプラリー」のスタンプを集めるためです。
これまでも、Aさんから影響を受けまくってきた私は決めました!私も丹沢山に登ります。今まで日帰り登山では、塔ノ岳までが限界だと思い、丹沢山に登ったことはありませんでした。丹沢山に登るときはいつも山小屋泊でした。(丹沢山のみやま山荘が好きだということもありますが・・・。)日帰り丹沢山に初挑戦です!
そして、私も「Let’sGo!丹沢・大山やまなみ登頂スタンプラリー」を始めることにしました。
コース変更! 塔ノ岳~丹沢山 大倉尾根ピストンで日帰り縦走
予定通り、朝一番早いバス(渋沢発6:48)に乗り、大倉で降りると・・・すでにたくさんの人がいました。混雑を避けるために、朝一番早いバスよりもさらに早い時間にタクシーや車で来たみなさんです。私の考えは甘かったようです。
7:15頃、Aさんと一緒に大倉をスタートしましたが、登山道に入ったあたりで
「私遅いから先に行ってね。」
と言われ、スピードをあげて先に行くことにしました。Aさんも私も、自分のペースで単独登山するつもりで来ているのでそのほうがよいのです。
たくさんの人を抜かしても、常に前方に人の姿が見えましたが、だんだん人の数は減りました。
9:44 塔ノ岳 登頂!!
コースタイム3時間30分のところ、約2時間30分で登頂です。頑張りました。
富士山を入れると、人の姿を入れずに写真を撮ることはできませんでした。早い時間とはいえ、ゴールデンウィーク中なので仕方がないです。昨日から山小屋泊で来ている人も多いのだと思います。尊仏山荘で休憩です。
スタンプラリーの台紙がありました。500円です。ここで購入しました。
コーヒーは400円です。塔ノ岳に登ると、いつも尊仏山荘でコーヒーを飲んでいます。
塔ノ岳から丹沢山へ
塔ノ岳から丹沢山へのコースタイムは1時間10分、丹沢山から塔ノ岳へのコースタイムは1時間です。
10:57 丹沢山 登頂!!
やはり、人の姿を入れずに写真を撮ることは難しいです・・・。
角度を変えたら・・・こちらはうまくいきました!
みやま山荘です。私が大好きな山小屋です。今日は中には入りません。
みやま山荘に泊まったときの記事はこちらです。
みやま山荘の前に(外に)スタンプラリーのスタンプがありました。
丹沢山から塔ノ岳に戻る途中で、Aさんと再会できました。
「速いわねえ!」
と言われましたが、これくらいの差なら下りで追いつかれる可能性は高いな・・・と思いました。
塔ノ岳に戻ると・・・すごい人でした!さすが塔ノ岳!さすがゴールデンウィーク!
この写真は12:00頃です。早めの行動で正解でした。
大倉尾根から下山
花立山荘です。土日営業なので今日は開いています。
かき氷にすべきか?迷いましたが・・・。
冷しぜんざいにしました。
その後、しばらくは順調に下山していたのですが、 駒止茶屋あたりから膝が辛くなり、大幅にスピードダウンしました。登りでは大勢抜かしたのに、下りは抜かれまくりです・・・。塔ノ岳だけなら問題なく日帰りできるのですが、丹沢山を追加して距離が伸びた分、へなちょこな私の足には負担が大きかったようです。それでも、数年前は塔ノ岳だけでも下山中に膝が痛みだし、超スローペースでよたよたと歩いていたことを考えると、この数年で経験を積み、筋力アップし、テクニックも身についてきているのだと思います。
芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)
初めて山で足がつりました。下山中、見晴茶屋あたりです。今日は暑いのに、スポーツドリンクを持っていなかったし、行動食は甘い物ばかりだったので、塩分不足になったのだと思います。(反省・・・。)1包だけ持っていた芍薬甘草湯(漢方薬です。)が役に立ちました。1ヶ月前に塔ノ岳に登ったとき、尊仏山荘で出会った78歳の女性からいただいたものです。こちらの記事のときです。
芍薬甘草湯を持って山に登るようになった経緯はこちらの記事です。
こんなに早く飲む日が訪れるとは・・・。今日、飲んでしまったので今度は自分で購入したいと思います。
大倉着 「手打ちそば さか間」へ
14:50頃 大倉着です。「手打ちそば さか間」へ行きました。
店の前に(外に)スタンプラリーのスタンプがありました。
店内に入ると、順番待ちをしている人たちがいました。こんな時間(14:50頃)なのに!さすが、ゴールデンウィークです。
「外で相席でもいいですか?」
と聞かれ、OKするとすぐに席に案内されました。こんな席です。
メニューです。冷たいおそばのページだけ撮りました。
かき揚げせいろ をいただきました。
Let’sGo!丹沢・大山やまなみ登頂スタンプラリー
1日でスタンプ3個集めました!
後は、鍋割山と大山に登ればすべてのスタンプが集まります。
ところで、16時30分頃、Aさんからメールが届きました。なんと、丹沢山の後、鍋割山にも登ってきたそうです!!
Aさん、さすがです!心から尊敬します!
私には無理でした・・・。膝の状態を考えると、塔ノ岳と丹沢山で限界でした。まだまだ下山がへたくそすぎて、膝に余計な負担がかかっているのだと思います。
塔ノ岳から大倉への下山のコースタイムは2時間20分ですが、鍋割山を加えると、コースタイムは3時間55分になります。つまり、今日Aさんが歩いたコースタイムの合計は、
9時間35分です!!!
私が歩いたコースタイムの合計は8時間です。かなり頑張ったと思うのですが、Aさんとの実力の差は圧倒的です。ちなみに、Aさんはあと1年で定年退職される女性です。憧れます。
コースタイムは、こちらの地図を参考にしています。
反省ポイント
急に予定を変更して距離を伸ばしたので、いろいろ準備不足でした。
慣れている日帰り塔ノ岳だからと思い、ストックを持っていませんでした。ストックがあれば、下りでの膝の負担軽減になったはずです。私の場合、日帰りでも1日のコースタイムが6時間を超えたらストックを持ったほうがよいと思いました。
糖分も塩分もアミノ酸もクエン酸も足りていなかったと思います。足がつる原因になりました。荷物を減らすためにギリギリしか持たなかったからです。次回に生かします。