村上春樹さん初DJと私の50記事目を記念して
タイトルは、「走ることについて語るときに僕の語ること」村上春樹 のパクリです。
多くのランナーが、この本のファンだと思いますが、私もその一人です。村上春樹さんの著書は、小説もほとんど読んでいますが、一番好きで一番たくさん読んだのはこの本です。
本の裏表紙から内容を引用します。
もし僕の墓碑銘なんてものがあるとしたら、“少なくとも最後まで歩かなかった”と刻んでもらいたい―1982年の秋、専業作家としての生活を開始したとき路上を走り始め、以来、今にいたるまで世界各地でフル・マラソンやトライアスロン・レースを走り続けてきた。村上春樹が「走る小説家」として自分自身について真正面から綴る。
初めて読んだとき、私はまだランナーではありませんでした。ランナーになってから、さらに好きになり、繰り返し読むようになりました。共感する部分が多いです。
例えば次の部分です。
だから僕はランニングをまわりの誰かに勧めたことは一度もない。「走るのは素晴らしいことだから、みんなで走りましょう」みたいなことは、極力口にするまいと思っている。もし長い距離を走ることに興味があれば、放っておいても、人はいつか自分から走り出すだろうし、興味がなければ、どれだけ熱心に勧めたところで無駄だ。マラソンは万人に向いたスポーツではない。小説家が万人に向いた職業ではないのと同じように。
村上春樹さんの考え方には共感することが多いので、その他の小説以外の本も大好きです。
「村上さんのところ」では、小説について次のように書いています。
十人のうち三人が気に入ってくれればいい。そのうちの一人がまた読もうと思ってくれればいい。僕は基本的にそう考えています。そう考えると、気持ちが楽になります。好きに好きなことができる。
共感します。私もそう思ってブログを書いています。
全員に気に入られなくてもかまわないのです。私の場合、十人のうち三人は難しいと思うので、百人のうち三人が気に入ってくれれば嬉しいです。
村上春樹さんのことをブログに書こうと思ったのは、6月5日の新聞に、村上春樹さんが初めてのラジオ番組「村上RADIO」でDJを務めるという記事が載っていたからです。新聞記事の一部を引用します。
番組では走る時に聴く曲の音源を持ち込み、音楽・ランニングと文章の関係性などについても語る予定という。
絶対聴きます!!
放送は8月5日(2ヶ月後)ですが、今から楽しみです。