雲取山①の続きです。
紅葉シーズンの日曜日、雲取山荘は混雑しているのか?? 気になっていました。
小屋で受付をした後、早速聞いてみました。
「今日、何人くらい泊まるのですか?」
「今のところ、19人です。」(やったあ!やっぱりすいています。)
「ちなみに、昨日(土曜日)はどれくらいだったのですか?」
「18?人です。」(?の部分、忘れました。180人以上でした!!)
やっぱり土曜日は混雑していたのですね。とても良い天気でしたから。曜日をずらすって大事だなあ・・・と実感しました。
ちなみに、混雑のピークは11月3日と5月3日だそうです。(いいことを聞きました。11月3日と5月3日には、絶対に来ません!)
私達の部屋は、2階にあがってすぐの場所、2-4でした。
広さは8畳。友人と2人で個室です!!(料金は普通通り1泊2食7800円です。)そして、さらに嬉しいことに・・・
こたつがあります!
中に入ると、ほかほかです!!最高です!!!
コンセントはないし電気こたつではなさそうです。小屋の方に聞いたころ、豆炭(まめたん)を入れているそうです。朝、予約人数に合わせて豆炭を入れるので、予約しないとこたつはないと言っていました。10月からこたつを入れ始めるそうです。
本当に快適でした。寝るときもこたつはそのままで、足の先をこたつの中に入れて寝ました。
押し入れです。混んでいるときは、この部屋に大勢寝るのでしょう・・・。
廊下です。
階段です。
売店です。
ドリンク類です。
ちなみに、食べ物の販売がありません。多くの山小屋で売っているカップヌードルや、ソイジョイや、お菓子類は全くありませんでした。コーヒーや軽食もありません。
トイレは外にあります。
きれいです。靴ではなく、スリッパで入ります。
水場です。
受付です。
食堂です。
混んでいる時は、つめれば1度に100人くらいは食べられそうです。(今回は、19人ですから、余裕がありました。)
夕食です。
朝食です。
熊を撃退した人物は・・・
雲取山といえば・・・先月(10月13日)に 雲取山荘の従業員の71歳の男性が熊に襲われ、撃退した(しかも軽傷だった!)事件が有名(?)です。一体どなただろう??ということも、小屋に着いたときから気になっていました。
そこで、夕食後に売店の前のベンチにすわり、ストーブにあたってくつろぎながら、近くにいた男性従業員の方に聞いてみました。受付をした方でもあります。
「熊に襲われた方って、どなたですか?」
「俺だよ。」
・・・・・
「ええっっ!!!」
襲われたときの様子を、直接詳しく聞くことができました。友人は「ニュースで見たのと同じ内容だ!」と言っていました。(当たり前ですね。)
簡単に説明しますと・・・
①子熊が木の上で鳴いていたので、親熊が興奮してとびかかってきた。
②持っていたストックで顔をついて撃退した。
③再びとびかかってきたので投げ飛ばした。
となります。メンタルの強さ、普通じゃありませんっ!!
「たいしたことないよ。」
と、本当にたいしたことなさそうに(?)平然と話すのです。怪我をしたという手も見せてくれました。(傷あとが少し残っているものの、全く普通に仕事をしています。)
この事件は、「もしも山で熊に出遭ってしまったらどうするか?」という参考にはなりません。普通の人は、とびかかってきた熊の顔をストックでついたり、再び襲いかかってきた熊を投げ飛ばしたりはできませんから・・・。
私が2018年に出会った人物の中で、一番の大物だと思います。
驚いたことがもう一つありました。
「熊っていつ頃まで出るのですか?」
と聞くと・・・
「このあたりの熊は冬眠しないよ。食べ物がたくさんあるから。」
「えっっっ!?」
熊って、冬になると必ず冬眠するものだと思っていました。地域によって、熊は冬眠しないそうです。勉強になりました。
雲取山荘は、素敵な山小屋です。是非、また泊まりたいと思います。
下山については、雲取山③に続きます。