黒戸尾根往復の理由
私にとって、3回目の甲斐駒ヶ岳に登ってきました。
1回目は、2016年8月 北沢峠から往復しました。
2回目は、2019年9月 黒戸尾根から登り北沢峠に下山しました。
そして、今回は初めての黒戸尾根往復です。
黒戸尾根往復が1番難易度が高いです。下山が苦手な私は、できれば北沢峠に下山したかったのです。でも、今年は北沢峠までのバスが運休しているため、他にルートはありません・・・。
4月から山登りは自粛していたけれど、4~6月は私にしてはたくさん走ったので・・・ (7月は忙しさに負けて月間走行距離が激減しましたが・・・。)
きっと、昨年よりも体力はついているはず!と信じて挑戦することにしました。
毎年一緒に富士山に登っている友人との2人登山です。(今年は富士山には登れません・・・。ちなみに、友人は私よりは体力があります。フルマラソンも私よりは速いです。)
登山計画
8月13日(木)(コースタイム 6時間40分)
尾白川渓谷駐車場→2:30→笹ノ平分岐→2:00→刀利天狗→1:00→五合目→1:10屏風岩→七丈小屋(泊)8月14日(金)(コースタイム 8時間)
七丈小屋→1:00→八合目御来迎場→1:30→甲斐駒ヶ岳→0:50→八合目御来迎場→0:40→七丈小屋→0:40→五合目→0:40→刀利天狗→1:10→笹ノ平分岐→1:30→→尾白川渓谷駐車場
尾白川渓谷駐車場から七丈小屋へ
今回初めて車で登山口まで行きました。友人の運転です。
尾白川渓谷駐車場までは、中央道の須玉インターから約20分と比較的近く、道は舗装されていてわかりやすいです。私でも自分で運転して行けそう!と思いました。
7:10 駐車場に到着しました。車はまだ少ないです。
7:40 登山開始。
ここから七丈小屋までは、コースタイム6時間40分ありますが、途中に水分補給する場所もトイレもありません。
竹宇駒ヶ岳神社です。今年も参拝してから登ります。
吊り橋を渡ると、本格的な登山道のスタートです。
吊り橋から見下ろした尾白川です。川遊びをしている人達がいました。
ヤマジノホトトギスです。去年も写真を撮りましたが今年も撮りました。今年のほうがたくさん見つけました。
10:00 笹の平分岐です。横手登山口からの道と合流します。
登山口の標高は770mと、あまり高くないので暑いです。しばらくは樹林帯の歩きやすい道が続きますが、大量の汗をかきます。水分は多めに必要です。
12:00 1930m地点にある刃渡りです。ここで、展望が開けるはずですが・・・昨年に続いて今年もガスガスです。
刃渡りの手前でトレッキングポールを片付けることをおすすめします。
この後は、これでもかっ!!というくらいハシゴが続くからです。
12:25 刀利天狗(とうりてんぐ)です。黒戸尾根は、修験者たちによって開かれた信仰の道です。登山道のあちこちに石像や石仏があり、守られているような感じがします。
この後、五合目までかなり下ります。せっかくたくさん登ったのですけどね・・・。
13:15 五合目です。ここで、これから登る山並みが見えるはずですが、昨年に続いて今年もガスガスです。
なんて神々しい!!ここから長いハシゴを登ります。(写真右下から。)
周囲には石像や石仏や剣がたくさんあります。
14:20 七丈小屋に到着。
七丈小屋については、別記事に詳しく書きたいと思っています。
七丈小屋から山頂へ
4:45 翌日の早朝、第2テント場で御来光を見るために、七丈小屋を出発しました。(小屋からテント場まで徒歩5分くらいです。)
5:05 御来光です!
ここから上は、ずーっと、
どこを見ても絶景続き!でした。
この後、垂直の鎖場や岩の急登が次々と登場します。
足の置き場はきちんとついているのですが、一歩が大きくて、足が短い私には少しキツイ場所もあります。
でも、昨年よりも楽に登れるようになった気がしています。
(使わない荷物を小屋に置いて登ることができたので、その分楽だった・・・ということもあります。)
6:45 八合目御来迎場です。かっこいい!大好きな場所、大好きな景色です。
ずっと絶景に恵まれて、幸せでした。
7:15 駒ヶ岳神社です。右上に見えるのが山頂です。
7:25 登頂!
360°の眺望に恵まれました!どこを見てもすてきです。
後ろに見えるのは、仙丈ヶ岳です。
最高です!!
山頂を存分に堪能し、8時頃に下山を開始しました。
北沢峠からのバスが運休しているため、山頂がすいているのも良かったです。
尾白川渓谷へ下山
下りは、登りと同じコースです。
9:40 七丈小屋に戻ってきました。
小屋番さんが、掃除と除菌作業をしているところでした。有り難いことです。
休憩して、荷物をリュックに入れ直し、さらに下山します。
12:00 昨年も昨日もガスガスだった刃渡りからの景色です。
こんなにすてきな景色が見られたのですね!
実は、この後、大幅にペースダウンしました。多くのトレイルランナーに抜かされました。(日帰りで黒戸尾根を往復する人もいるようです。尊敬します。)
下りが苦手な私は、黒戸尾根を往復するには、まだまだ体力が足りていなかったようです。
15:55 コースタイムを大幅にオーバーして、やっと登山口にたどり着きました。
「尾白の湯」へ行きましたが、入場制限していることもあり、入り口前に行列ができていました。(川遊びやキャンプをしたみなさんだと思います。)
諦めて、トイレで着替えだけして帰りました。さらに帰りは中央道の渋滞にはまりました。(もっと早く下山できていれば・・・。)
こちらは、「尾白の湯」がある「べるが」の看板です。時間に余裕があればゆっくりするといいかもしれません。登山口から車で5分くらいでした。
もっと速く、長い時間、長い距離を歩くことができる体力が欲しい!と心から思いました。次に甲斐駒ヶ岳に登るときには、もっと鍛えてから行きたいです。甲斐駒ヶ岳は大好きな山です。黒戸尾根も大好きです。
必ずまた登りに行きます!!
3回目の甲斐駒ヶ岳② に続きます。