私にとって、塔ノ岳の日帰りトレーニング登山と言えば、
大倉尾根ピストンが定番でした。
「大倉尾根ピストンで日帰りトレーニング登山」の記事を、何度も書いてきました。
一番最近はこちらです。
下山ルートを変えると、コースタイムが長くなり、へなちょこな私は途中でバテてペースダウンする可能性が高い・・・と思っていたからです。
大倉尾根の登りは、朝早く出発することで混雑を避けることができますが、下りはどうしても多くの登山者とすれ違います。
土日の大倉尾根は、比較的人が少ない夏や冬でも、他の山に比べて登山者が多いです。
混雑が嫌いな私は、なんとかしたいと考えていました。
2017年11月に1回だけ、政次郎尾根から下山したことがあり、ほとんど人に会いませんでした。
こちらの記事のときです。
でも、政次郎尾根は あまり好きになれず・・・。また利用しようという気持ちにはなりませんでした。
そして今回、初めて三ノ塔尾根から下山することにしました。
6:40 いつもの駐車場に到着しました。 もうすぐ満車です・・・。
残念ながら雲が多いです。
6:45頃、登山開始しました。
混雑はしていませんが、この時間にしては人が多いです。
何度も登っている大倉尾根なので、写真もあまり撮らずにどんどん登ります。
7:30 見晴茶屋と見晴茶屋前からの景色です。


9:00 花立階段のスタート地点です。ここから富士山が見えるはずですが・・・見えません。


花立階段を登っている途中で、尊仏山荘の小屋番さんとすれ違いました。
重そうな荷物を背負っているのに、軽やかに下りていきました。さすがです・・・。
9:05 花立山荘です。
ここからも、富士山が見えるはずですが・・・山裾がかすかに見えるだけでした。
9:40 塔ノ岳 登頂! 雲が・・・。
やっぱり富士山は見えませんでした。
いつものように尊仏山荘で休憩します。
甘酒を注文した後で、おやつ発見! 新しく始めたのですね。
チョコのパウンドケーキを購入しました。
おいしかったです。飲み物はコーヒーにしたほうが合っていたかもしれません。
この後、いつもなら同じ道(大倉尾根)を下山しますが、今回は違います。
10:05 表尾根へ!三ノ塔へ向かいます。正面に見えるのは大山です。
ときどき人とすれ違いましたが、大倉尾根ほど多くはありません。
10:25 木ノ又小屋の裏に、新しいトイレを建設中?のようです。
表にまわってみると、やっぱりトイレです。そして、木ノ又小屋も中をリフォーム?しているみたいでした。


完成した頃に、また来たいと思います。
10:40 新大日です。新大日茶屋は、見るたびにボロボロになっています。
ベンチは新しくなっているので、休憩するには良い場所です。


塔ノ岳から三ノ塔までの稜線は、景色が良くて気持ちの良い縦走路です。
三ノ塔の休憩小屋と烏尾山の烏尾山荘が肉眼でよく見えます。
11:05 このクサリ場は、春や秋の混雑する時期には順番待ちの行列ができます。(塔ノ岳へ向かう人達で。)季節や時間によっては注意が必要です。(すれ違うのが大変かもしれません。)今日は問題ありません。
11:13 行者ヶ岳です。ここは、休憩するには狭いです。
11:27 烏尾山には広い休憩スペースがあります。
烏尾山荘と烏尾山からの景色です。


この後、三ノ塔までの間、たくさん下ってたくさん登り返します。
11:55 三ノ塔です。残念ながら、ここからも今日は富士山が見えません。


風があったので、休憩所の中に入って休憩しようと思いましたが、10人くらいの人がいたのでやめました。この時間に三ノ塔にいるみなさんは、三ノ塔が最終目的地なのだと思います。
ビジターセンターの自然情報、いつも読ませていただいています。
富士山と反対側には大山が見えました。
三ノ塔のトイレは、冬の間(12月~3月)は使えません。


12:15 ここからは私にとって初めての道、三ノ塔尾根です。大倉へ向かって下ります。
三ノ塔尾根は、人は少ないですが登山道はわかりやすいです。
また、地面が土の場所が多いので(全部ではありません。)トレイルランナーならスピードをあげて走れそうです。トレランの練習に向いているかもしれません。
大倉尾根は人が多いですし、岩や石や木道が多いので走れる場所は少ないです。(個人の感想です。)



でも、大倉尾根ほど整備されていないので、途中に休憩できる小屋やベンチはほとんどありません。
1カ所だけベンチがあったので写真を撮りました。
間違えやすそうな場所には、道案内が掲示してありました。


13:15 牛首です。
ここからは舗装された林道が続きます。


13:45 林道が終わり、戸川公園にに到着です。ここでマスクを着けました。


風の吊り橋を渡ると大倉バス停です。
河津桜と菜の花が満開でした。
ビジターセンターです。
今回も、山守茶屋で買い物をしました。


今回、コースタイムが長くなったことで、途中でバテてペースダウンしたり、膝にダメージがきたりすることを心配していたのですが・・・。
嬉しいことに、
全く問題なしでした。
それだけでなく、最後の林道はスピードをあげることができました。(今回は、リュックの中にバーナーや多めの行動食や防寒着が入っていました。荷物を減らせばもっとスピードをあげられるかも・・・と思いました。)
三ノ塔尾根は、土の部分が多いので大倉尾根に比べると膝へのダメージが少なかったのかな?と思います。(大倉尾根の下りは膝にくるのです・・・。)
塔ノ岳から三ノ塔まではアップダウンがありますが、私は登りのほうが得意ですし、気持ちの良い縦走が楽しめるので苦になりません。
山と高原地図のコースタイムを比べてみます。
登り→大倉から大倉尾根で塔ノ岳まで 3時間30分
下り→塔ノ岳から大倉尾根で大倉まで 2時間20分
下り→塔ノ岳から三ノ塔を通って三ノ塔尾根で大倉まで 3時間55分
大倉尾根ピストン→合計5時間50分
大倉尾根から登り三ノ塔尾根を下る→合計7時間25分
単純にコースタイムだけを比べると、大倉尾根ピストンよりも、大倉尾根から登り三ノ塔尾根を下るほうがかなり長いです。
でも、今回のコース、気に入りました!(コースタイムが長い分、トレーニング効果は高そうですし。)
今後、「塔ノ岳の日帰りトレーニング登山」は、
大倉尾根から登り、三ノ塔尾根から下ることにします。