私は下山中に、すれ違う登ってくる方から
「山頂まであと少しですか?」
と聞かれることが、とっても多いです。
いつも混雑を避けて人より早い時間に登るので、下り始めるのも早いのです。
まだ下山している人が少ない中、
下ってくる人(私)がいるので、聞きたくなるのだと思います。
聞かれる場所は大抵の場合、山頂まであと少しではありません・・・。
まだまだのことが多いです。
私はいつも
「あと少し・・・ではないです。」
と笑顔で答えます。
例えば、私にとって下山開始から10分の場所だったとしても
山に慣れていない方は、山頂まで10分では登れません。(下りよりも登りの方が時間がかかりますから。)
さらに
「何分くらいですか?」
と聞かれた場合は、アプリの地図で調べて
「コースタイムで○分くらいです。」
と答えます。
スマホを出して
「調べましょうか?」
と聞くこともあります。
私に聞く方は、自分の現在地が全くわかっていないということです。
スマホを使いこなしていそうな若い方にも聞かれます。
最近は、登山地図のGPSアプリがかなり普及しているようでいて、
まだまだなのだと思います。
スマホは持っていても、登山地図のアプリは入れていないし、
紙の地図も持っていないのではないかな?と思います。
(例えば、HPの観光ガイドや、雑誌、ガイドブック等で見ただけ・・・。)
私は、「山と高原地図」の有料版アプリを利用しています。
紙の地図も「山と高原地図」を使っています。
普段、山に登らない方は、有料のアプリを使う気にならないと思いますが、
ヤマップなどの無料の登山地図アプリもあります。
自分の現在地を知ることができるとっても便利なアプリです。
圏外でも、機内モードでも使えます。
道迷いによる遭難を防ぐために、
山に登る方は是非、活用することをおすすめします。
同時に、紙の地図とコンパスも持つことが登山の基本です。私はいつも、ついiPhoneのコンパスを使ってしまうので、えらそうなことは言えません・・・。
道に迷って充電が切れたら困るので、普通のコンパスも持っています。
私は、道迷い遭難をしたことはありませんが、道に迷ったり、道を間違えたりしたことは何度かあります。コンパスの有り難さは身にしみています。
「山頂まであと少しですか?」
と、1番最近聞かれたのは、3日前の7月24日、三ノ塔尾根を下っている時、
その前は、先月6月18日、鍋割山を下っている時です。鍋割山では複数回聞かれました。
私が一人で歩いているので、声をかけやすいのかも?しれません。
誰かと一緒にいるときよりも、単独登山をしているときのほうが声をかけられることが多いです。
登山地図のGPSアプリ、まだ使っていない方は、是非使ってみてください。
おすすめです。