約1年前に購入した「スカルパ マンタテックGTX」
ついにデビューしました。
2022年12月27日~12月28日の雲取山です。
保温材が入った冬靴を買おう!
と思ったきっかけは、足にしもやけができたことです。(複数回)
私は本格的な雪山登山に挑戦する予定はありません。でも、軽アイゼンがあれば登れる山には登っています。
例えば、冬の丹沢、雲取山、北横岳・・・などです。
ずっと3シーズン用の登山靴で乗り切ってきました。
私が愛用している登山靴は、スカルパZGトレックGTXです。
とても気に入っていて不満はありません。でも、気温がマイナスになるとさすがに足が冷えます。
2021年末の丹沢主脈縦走でできたしもやけが酷く、冬靴の購入を決断しました。朝の気温はマイナス15℃でしたから・・・。
スカルパ マンタテックGTXを履いてみて良かったことは、
しもやけができなかったことです。
今回の雲取山での気温は調べなかったのですけど、たぶん-10℃よりは低かったと思います。(雲取山荘のHPによると、12月26日の最低気温は-12.0℃でした。)
もしも、3シーズン用の登山靴をはいていたら、しもやけができていました。(過去の経験から考えると・・・)
だから、買って良かったし履いて良かったと思います。
でも、良くなかったこともありました。
3シーズン用の登山靴よりも
歩くスピードが遅くなったことです。
1番の理由は重さです。購入したときに量った重さは、片足745gでした。
これでも冬靴にしては軽いほうだと思います。
ちなみに、私の3シーズン用の登山靴スカルパZGトレックGTXの現在の重さを量ってみると、片足526gでした。
(※インソールは、「スーパーフィート・グリーン」に入れ替えてあります。)
片足745gと526g・・・この違い、体力(筋力)が充分にある方にとっては気にならないのでしょうけど、へなちょこな私には大きかったのです。
春~秋の日帰り登山では、もっと軽いトレランシューズ(247g)を履いている私には、とっても重く感じました。
さらに、足首の自由度が低いことも歩くスピードが遅くなる原因となりました。
3シーズン用の登山靴スカルパZGトレックGTXは、ハイカットでありながら、足首の自由度が高く、動きやすいです。
冬靴であるスカルパ マンタテックGTXは、がっしりと足首を固定するので自由度が低く、歩きにくく感じました。速く歩こうと思っても歩けません。
並べて写真を撮りました。↓
私にとって冬靴は、
雪がなく標高が低い場所では重りでしかありません・・・。
雲取山はコースタイムが長く、雪がない場所が多いので余計に辛く感じました。
これは、「スカルパ マンタテックGTX」が悪いのではなくて、私の体力(筋力)の問題です。
やっぱりへなちょこな私は、本格的な雪山登山に挑戦してはいけない・・・と改めて感じました。
今回のザックの重さは約8.5㎏でしたが、本格的な雪山登山をするとしたら荷物はもっと増えます。冬靴を履いて10㎏以上のザックを背負って歩くのは私には無理です。
今後「スカルパ マンタテックGTX」を履くときには、もう少しコースタイム短めの山にします。
そして、例えば丹沢の日帰りだったら、雪が積もっていても今まで通り3シーズン用の登山靴スカルパZGトレックGTXを履き、軽アイゼンをつけることにします。
(小屋泊のときは、気温の低い早朝に歩くのでスカルパ マンタテックGTXにします。)