富士登山競走 五合目コース① の続きです。
7月26日(金)8:00頃
スタート地点の富士吉田市役所前に到着しました。既にかなり暑いです。
五合目コースのスタートは9:00です。
宿泊したホテル「東横INN富士河口湖大橋」から、車で鐘山総合グラウンドの駐車場へ行き、さらにシャトルバスに乗り、約1時間かかりました。
荷物を預けた後、トイレを探すと・・・
ずらっと並んでいるトイレの横に、少し離れて一つだけ女性用トイレがありました。
ずらっと並んでいるトイレの前には、長蛇の列ができていたのに対して、
一つだけある女性用トイレの前には誰もいなくて・・・
待たずに入れました。
富士登山競走は、女性に優しいレースみたいです。(女性の参加者がとても少ないということでもあります。)
スタート地点です。
暑さでバテそうなので、開会式の直前までスタート地点のコースに入らずに日かげで待ちました。
選手宣誓は、参加者の中で最高齢の84歳の男性でした。
昨年は完走されたそうです。
84歳って、私の母と同い年です。
母は、この1年でかなり物忘れが酷くなり、耳が遠くなり、家からほとんど出なくなり、痴呆が始まってしまいました。
母を思いながら、84歳で富士登山競走五合目コースに参加されることの凄さを感じました。素晴らしい選手宣誓でした。心から尊敬します。
9:00 スタートしました。
しばらくはロードです。暑いです。
9:19 富士浅間神社に入ると木陰になりました。
9:57 中の茶屋です。
ここからは林道のような道になりました。
歩いている人が増えてきました。
10:35 馬返しです。
この先、いよいよ私の得意分野であるトレイルに入ります。嬉しいです。
トレイルに入ると、みなさん歩いています。
私も歩いてはいるのですけれど、周囲の人よりはスピードを上げて歩くことができるので、抜かすことが多くなりました。
いつも私を鍛えてくれている丹沢の山々のおかげです。
11:08 三合目です。
実は、ここが最後の給水所でした。
それなのに、大失敗をしてしまいました!
コップ1杯の水を飲んだのですけど、「あと2㎞」の表示を見て、
持っているボトルの中に水を補充しなかったのです。
ボトルの中身はほぼ空だったのに、
2㎞くらいなら、きっと大丈夫・・・と軽く考えてしまいました。
今まで参加したトレランレースでは、最後の給水所では水の補給をしないことが多かったのです。それでも特に問題ありませんでした。
なぜなら、普通のトレランレースは、ラスト2㎞は下りまたは平坦だからです。
富士登山競走は違います。
すべて上りです。
しかも、かなりの標高差があります。
途中で喉が渇いて気持ち悪くなってしまいました。
熱中症の初期症状?だったのではないかと思います。
ボトルに水を補充すべきでした。
大幅なスピードダウンです。
それでも、周囲の人と同じくらいのスピードでは歩くことができて、
無事に制限時間内に完走できました。
私にとって得意分野であるトレイルの登りで力を発揮できなかったことは悔やまれます・・・。
上の写真は、ゴール後に振り返って撮りました。
ゴール付近は、かなりガスガスで景色はあまり見えませんでした。
シャトルバス乗り場のあるスバルライン五合目まで歩きます。
12:10 ここは山頂へ向かう登山道の入口です。
ここからは多くの一般登山者とすれ違いました。
私も2019年にここから登ったことがあります。
12:20 五合目の荷物受け取り場所です。
緑色の20Lの袋に入れて、必要最小限の荷物を五合目に運んでもらうことができます。
大きい荷物(リュック等)は、70Lの透明の袋に入れて預けると、富士北麓公園に運んでもらえます。
ここでも私は、大失敗をしたことに気がつきました・・・。
初めての参加で、完走できるかどうかわからないと考えて、
すべての荷物を富士北麓公園行きの袋に入れてしまったのです。
緑色の袋は使いませんでした。
着替えを入れて預ければ良かったです・・・。
汗びっしょりのまま、着替えることができませんでした。
私の他にも着替えないままシャトルバスに乗る人はいて、いろいろな考え方があるのだと思いますが、私は着替えたかった!と思いました。(バスのシートには、ビニールがかけてあります。)
スバルライン五合目は多くの人で賑わっていました。
12:40頃 シャトルバスに乗ることができました。
同じバスには、山頂コースのみなさんもたくさん乗っていました。
山頂コースは7:00スタートです。五合目コースより2時間早いだけなのに、山頂でゴールした後、歩いて五合目まで下りてきているのです。
本当にすごい!と思います。
シャトルバスは、スバルライン五合目から富士北麓公園まで連れて行ってくれます。
約40分かかりました。
13:23 富士北麓公園駐車場に到着しました。
実は、バスの中でも気持ち悪くなってしまいました。
バスに酔ったのではなく、
たぶん熱中症です。
富士北麓公園の更衣室で、やっと着替えることができてすっきりしました。
陸上競技場の普通の更衣室です。
更衣室内はすいていました。(女子の参加者が少ないからです。)
お腹がすいているはずなのに、気持ち悪くて食欲がなく、
ぶどうジュースだけ買って飲み、駐車場行きのシャトルバスに乗ることにしました。
14:00頃に発車したバスに乗り、鐘山総合グラウンドの駐車場に戻りました。
自分の車にたどり着くと、安心して気が抜けたからか嘔吐してしまいました。
やっぱり熱中症だったのだと思います。
胃の中が空っぽだったので、出たのはほとんどぶどうジュースでした。(汚くてすみません。)
実は、レース中にコースの脇で嘔吐している人を見かけましたし、スバルライン五合目からのシャトルバスの中で嘔吐している人もいました。
熱中症になった人、多かったのかもしれません。
私のガーミンの記録です。(制限時間は3時間30分です。)
反省点がたくさんありました。
来年も参加してリベンジしたいです!
富士登山競走 五合目コース③ に続きます。