年末の北八ヶ岳ハイキング① の続きです。
白駒荘にチェックインしました。
私達が泊まったのは新館個室です。予約したとき(11月中旬)、既に新館個室しか空きがありませんでした。(値段が少し安い大部屋や本館は満室でした。)
結果的には、とっても快適だったので新館個室で良かったと思っています。
私達の部屋は、「こまくさ6」です。
4人まで泊まれる部屋のようです。布団が4セット置いてありました。
きれいで快適です。窓からは白駒池が見えます。充電ができ、延長コードまであります。ハンガーとハンガーをかける場所が6つ、ストーブと小テーブル、座布団もありました。
お風呂があります。入るときにマグネットをつけるシステムになっていて、何人入っているかがわかります。
他の方がいたので、中の写真は撮れませんでしたが、きれいで快適でした。
石けんやシャンプーは使えません。洗い場は2ヶ所だったので3名までの制限でちょうどよく感じました。
トイレや廊下、階段、洗面所もきれいです。
食堂には大きな窓があるので、白駒池が見えます。
豪華な夕食!(18:00~でした。)
私は、お酒が飲めないのでりんごジュースを注文しましたが、ドリンクメニューもいろいろありました。
朝食は6:30~でした。
個人的には、朝食はもう少し早いほうが嬉しいです。この時間は、白駒荘の宿泊者が、本格的な登山が目的の方よりも、ゆるめのハイキングが目的の方が多いからなのかな?と思います。
とはいっても、靴箱に入っている靴は、みんな本格的な冬靴でした。(今の時期は、歩いて来るしか方法がありませんから。)
ザックにスノーシューをつけている方もいましたが、雪が少なすぎてスノーシューどころではなかったと思います。チェーンスパイクはつけている方もいました。私は、6本爪の軽アイゼンを持ってきていましたが、つけませんでした。(木道にささって歩きにくいので。)
白駒荘の売店です。Tシャツや手ぬぐいなどのオリジナルグッズも充実しています。
お湯は200円で購入できます。
朝には山専ボトルがずらっと並びました。
山専ボトルが1番多くて、次いでモンベルのボトルでした。冬山では、ペットボトルの飲み物は凍ってしまうので、保温ボトルは必需品です。
同じボトルを持っている人が多いです。私はもともと富士山のステッカーを貼っていましたが、白駒荘のステッカーを購入して新たに貼りました。気に入りました。
消灯は21:00です。消灯の少し前の時刻に外に出て、星を見ることにしました。
冬の白駒荘の良いところの一つは、凍っている白駒池の上から星を見られることだ!
と気がつきました。
月はかなり明るかったのですが、雲がなく、たくさんの星が見えました。
特に見たかったのは、冬のダイヤモンドです。
2月に高見石小屋の木村さんに教えていただきました。
今日のために、家で予習して、できるだけ頭に入れてきました。
まず、オリオン座を確認し、冬の大三角を見つけました。
オリオン座のベテルギウス、こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウス、3つの一等星の正三角形です。
さらに・・・
オリオン座のリゲル、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、ふたご座のポルックス、ぎょしゃ座のカペラ、牡牛座のアルデバラン、6つの一等星の六角形を見つけることができました。
冬のダイヤモンドです。
オリオンの3つ並んでいる星がベルトで、肩にある赤い星がベテルギウスです。「オリオンが子犬と大犬を従えて、赤い目(アルデバラン)の雄牛に立ち向かっている姿を、双子と御者が見ている。」と覚えました。(※いろいろ調べた結果なので、正確な出典は不明です。)
初めて見つけることができました。アルデバランの少し先にある、すばる(プレヤデス星団)もわかりました。とっても嬉しい!
山に登るからには、もっと星に詳しくなりたいと改めて思いました。
朝、6:20頃、朝食前にも白駒池の上を散歩しました。
もう星は見えません。多くの人が外に出ていました。
朝の気温は、マイナス9℃でした。手袋をはずしても、短時間なら危険を感じるほどには冷えません。マイナス10℃より気温が下がると、手袋をはずしたら危険なのかな?と思いました。(個人の感想です。)
白駒荘は、とっても快適な山小屋でした。山小屋というより旅館に近い?かもしれません。創業大正11年!の歴史のある山小屋で、常連さん(リピーター)が多そうです。
私も是非また泊まりたいと思っています。
年末の北八ヶ岳ハイキング③ に続きます。