富士山に初めて登る方と登頂したいけど体力に自信のない方へ

富士山は、私が一番好きな山です。ときどき一緒に山に登る友人と
「体力が続く限り毎年登ろう!」
と約束し、毎年登り続けて8年が過ぎました。小学校5年生と6年生のときにも登ったので合計10回登ったことになります。

この8年間で山登りとマラソンの経験をつみ、今では余裕をもって(?)富士山に登れるようになりましたが、8年前は本当に体力がありませんでした。富士山に登った翌日は、ひどい筋肉痛で普通に歩くことが困難だったほどです。

初めて登頂した小学6年生のときは、クラスで1番運動神経のにぶい子どもでした。(50m走のタイムがクラス最下位でした。ショックだったので忘れられません。)

私が初めて登頂した小学6年生のときの写真がありました。30年以上前です。

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運動神経のにぶそうな子どもですね。ジーパンに麦わら帽子、今では考えられない服装です。よく登頂できたなと思います。でも、特に辛かった思い出はありません。

私は、過去10回富士山に登りましたが、10回とも登頂できたわけではありません。2回は登頂できませんでした。

1回目は、小学5年生のときです。家族4人で吉田口から登りました。山小屋で1泊した後、夜明け前に頂上を目指しましたが、母と姉が高山病になりました。(混雑していたので行列になって歩きました。)途中で登頂を諦めて下山しました。山小屋は大混雑で、お隣の人と頭と足を交互にして(ほぼくっついて)寝ました。私が経験した中で一番混雑していた山小屋です。このときの経験から、私は混雑している山と山小屋が嫌いになりました。

翌年、小学6年生のとき、父と私の2人で御殿場口から登りました。母と姉は高山病で辛い思いをしたので、二度と登りたくないと思ったようです。前の年に、吉田口での大混雑を経験したので、父は距離は長くてもすいている御殿場口を選びました。御殿場口は本当にすいていて、同じ山小屋に泊まっていたのは、父と私の2人だけだったような気がします。おかげで、私は特に辛い思いをすることなく、初めて登頂することができました。父と私の2人だったので、完全に私のペースで、ものすごくゆっくり登ったのではないかな?と思います。

今でも、このときの父の判断にとても感謝しています。クラスで1番運動神経が鈍かった私が、小学6年生のときに富士山に登頂することができたから、その達成感が自信になり、大人になって単独でも山に登るほどの山好きになったのだと思います。

2回目に登頂できなかったのは5年前です。友人の子どものMちゃん(当時小学6年生女子)も一緒に登りました。私は自分が6年生のときに御殿場口から登頂できた経験があったので、御殿場口を選びました。Mちゃんは私と違って体力があり、1日目は余裕そうに登りました。ところが、寝ている間に高山病になってしまったのです。

このとき泊まった山小屋は赤岩八号館です。

www.fujisan-akaiwa8go.jp

夕食の手作りカレーがおいしくて、おかわり自由なことで人気の山小屋です。皇太子殿下がご宿泊されたことでも知られています。泊まったことがあった山小屋なので安心感もあって選びました。Mちゃんも、夕食のカレーは元気におかわりして食べていました。

でも、赤岩八号館には欠点があることに後になって気がつきました・・・。

標高が3300mと高いのです。子どもは高山病になりやすいので、標高3000m以下の山小屋に泊まると良いと、後に山の雑誌で読んで知りました。

このとき、赤岩八号館ではMちゃんの他に、何人かの小さい子どもが高山病になっていました。夜中に「うえーん。うえーん。」と子どもの泣き声が聞こえてきて、その声がだんだんと

「うえーん。うえええ~。おえええ~。」と気の毒な声に変化していきました。(Mちゃんは、6年生なので静かに高山病になっていましたが・・・。)高山病は、寝てからなることも多いようです。

高山病になってしまったら、下山しないと楽にはなりません。翌朝、下山を決断しました。標高が下がれば元気になるので、Mちゃんは大砂走りを元気に駆け下りて行きました。Mちゃんは、このとき以来、富士山に登っていません。本当に気の毒なことをしました。

(※赤岩八号館は、元気な大人にはおすすめの山小屋です。カレーがおいしいです。)

私の経験から、また見たり聞いたりしたことからわかるのは、

富士山に登頂できない一番の理由は、高山病です。

高山病にならなければ、運動神経のにぶい子どもでも、あまり体力がない人でも登頂できるのです。(※天候が悪くて登頂できない場合もあると思います。また、普段運動しない方は、ある程度のトレーニングはしたほうがよいです。)

そこで、富士山に初めて登る方と、登頂したいけど体力に自信のない方に向けて、高山病にならずに登頂するためのポイントをまとめることにしました。

1.時間をかけてゆっくり登る

富士山では高度順応が大切です。高度に体を慣らすために、休憩をたくさんとり、ゆっくり登ることで高山病を防ぐことができます。へなちょこな私は、休憩をたっぷりとりますし、速く歩けないから大丈夫なのかもしれません。

体力があるからといって、スピードをあげて登ると高山病になります。 

富士山に限りませんが、こまめな水分補給とエネルギー補給(行動食)も必要です。

2.標高の低い山小屋に泊まる 

標高の高い山小屋に泊まると、高山病になりやすいです。子どもは特になりやすいですが、大人でも高山病になりやすい人となりにくい人がいます。

そして、高山病になりやすさは、体力とは関係ないのではないか?と思うのです。(個人の感想です。)

私は本当にへなちょこで、運動神経がにぶく、体力はないほうです。何度もインフルエンザにかかったことがありますし(予防注射をしてもなります。)風邪をひいたり熱を出したりするのも多いほうです。でも、何故か?高山病になりません。

山登りの経験が少ない方は、自分が高山病になりやすいのか?がわからないと思います。だったら標高が低めの山小屋を選んだほうが安心です。標高3000m以下が良いと思います。

 3.睡眠不足にならないために混雑を避ける

睡眠不足になると、疲れやすく高山病になりやすくなります。山小屋が激しく混雑していると、落ち着いて眠ることができず睡眠不足になります。私が小学5年生のときの母と姉がそうだったと思います。日程やコースを工夫してできるだけ混雑を避けることも大切だと思います。混雑を避けるための方法、私の考えはこちらの記事に書きました。 

www.henatan.com

 特に、頂上でご来光を見ることを諦めて、山小屋で見ることを強くおすすめしたいです。睡眠不足の予防になりますし、混雑を避けて快適に登ることができます。

一度、高山病で辛い思いをすると、山登りが嫌いになってしまいます。富士山は、何度も登りたくなる素晴らしい山です。私の書いた記事がどなたかのお役に立てれば嬉しいです。