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硫黄岳~横岳② 硫黄岳山荘に泊まる 2023.7.15~7.16

硫黄岳~横岳① の続きです。

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14:45 強風(暴風?)の中、やっと硫黄岳山荘に到着しました。

硫黄岳山荘は、登山道の東側に少し低くなったところに建っています。(入口は東側)

西からの強風が多いためのようです。小屋の中で読んだ雑誌の記事に書いてありました。納得です。

風は強かったけど、雨はほとんど降っていなかったのがせめてもの救いでした。

でも、私より後に、16時頃小屋に到着したみなさんのレインウェアは雨で濡れていました。早めに到着できて本当に良かったです・・・。

受付をして、部屋に案内されると

2段ベットが並んでいて・・・

私の場所は、2階(上の段)のこちらです。

「えっ!こんなに広いんですか?」

と思わず言ってしまいました。

山小屋の一人のスペースとしては、超快適です!

布団はふかふかだし、ハンガーがついているし、電気のスイッチとコンセントがついています!!衝撃です。(※電気は、消灯時間を過ぎるとつけることはできません。)

布団カバー、枕カバー、シーツは、毎日交換するそうです。

翌朝、はずして袋に入れることになっています。

これも、普通の山小屋では考えられないことです。

 

硫黄岳山荘は、以前から泊まってみたいと思っていた山小屋の一つでした。

硫黄岳山荘について私が知っていたのは

標高 2650m での水洗トイレ(ウォシュレット)

オーナーの畑で採れた新鮮野菜を使ったおいしい食事

でした。(数年前の登山雑誌の情報によると・・・)

 

山と食欲と私 2 (BUNCH COMICS) の

山と食欲と私 2 (BUNCH COMICS)

山と食欲と私 2 (BUNCH COMICS)

 

八ヶ岳縦走編②食べきれない硫黄岳  で鮎美ちゃんが泊まっているのが硫黄岳山荘です。

コロナ後、さらに進化して快適になったのでしょうか??

でも、食事については「山と食欲と私」に載っているような説明はありませんでしたし、量も普通でした。

こちらが小屋の案内図です。

階段を下りると洗面所があり

トイレがあります。

シャワーブースもあります。

私は今回は、利用しませんでした。

夕食まで時間があったので、談話室でコーヒー休憩にしました。

軽食メニューも充実しているようです。

ランチ休憩で寄るのも良いかもしれません。

 

夕食は18時20分からでした。

こちらです。

食べ始めてから少しして、近くにいた方々が

「人数が合わない・・・」

という会話をしていることに気がつきました。

私の座っている席が、ツアーの方の席だったようなのです。

私が気がついて

「私、違います。」

と言ったことで解決しました。

小屋のスタッフの方がやってきて私の名前を確認し、

「本当は、ここではないのです。」

というようなことを言われました。

「場所、動きます。」

と言ったのですが、すでに食べ始めていたこともあり、

「いいです。」

と言われ、そのままになりました。

 

私は時間になったから食堂へ行き、食堂の前に並んでいる人がいたから後ろに並び、

中に入ったら

「奥からつめて座ってください。」

と言われたから、言われたとおりに座っただけなのです。

ツアーの席だという表示はありませんでしたし、ツアーでお揃いのバッチをつけているわけでも、ガイドの方が先頭にいたわけでもありません。

私が座ると、前に座っていた方が私の分もお茶をいれてくれました。(山小屋ではよくあることです。)

きっと、私の周囲にいた方々は、私がツアーのメンバーではないことに気がついていなかったのだと思います。

お隣の方に聞くと、20名のツアーだそうです。20名もいたら、全員の顔を覚えるのは難しそうです。強風と雨の中、フードをかぶって歩いてきたのですからなおさらです。

気がついてしまったら、なんだかいたたまれない気持ちになり、

黙々と食べて、食べ終わったらすぐに、みなさんよりも先に食堂を出ました。

今回の経験で思ったことは・・・

「単独登山は危険だ」

という方がいますけど、

大人数のツアーはもっと危険ではないか?

ということです。

一人ぐらい増えても減っても、誰も気がつかないのですから。

会話の内容から、登山経験は少ない方が多そうだと感じました。

20人もいたら、梯子や鎖の順番待ちも長くなりそうです・・・。

今日は桜平から硫黄岳山荘に来て、明日は赤岳に登ってから美濃戸口に下る予定だそうです。

ツアーのみなさんよりも早く出発しなくては・・・。

 

朝食はお弁当を頼んでありました。

1階の土間で、朝4時からお弁当を食べ始めました。

食べ始めたときは薄暗かったのですが、4時10分頃には電気がついて明るくなりました。土間の様子を写真に撮りました。

晴れていれば小屋の目の前から御来光が見られるはずですが、外の景色は真っ白で、風も強そうです。

天気予報によると、天気が回復するのはお昼頃です。

出発を1~2時間遅らせたとしても、状況はあまり変わらなそうです。

むしろ遅くしたら、人が増えて登山道が混雑する可能性があり、そのほうが心配でした。3連休ですから、大勢のツアーに出会ってしまうかもしれません。

強風の中、梯子や鎖の渋滞は避けたいです。

そこで、4時45分頃、計画通りの時間に小屋を出発しました。

(本当は、小屋の前で御来光を見てから出発する計画でした。)

 

硫黄岳~横岳③ に続きます。

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