雑誌「ワンダーフォーゲル」2月号を読んでいたら、「揚げ玄米」の作り方が載っていました。
ワンダーフォーゲル 2018年2月号「Q&Aでわかる山登り 新基本200 装備・準備・行動」 あらゆる疑問に山のプロが答えます
- 作者: ワンダーフォーゲル編集部
- 出版社/メーカー: 山と渓谷社
- 発売日: 2018/01/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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私が「揚げ玄米」を知ったのは、2017年夏、NHK BS1で放送された番組「にっぽん百名山スペシャル 今日は“山の日”」です。
BSコンシェルジュ 「にっぽん百名山スペシャル きょうは“山の日”~湊かなえ~」 | 番組表検索結果詳細 | NHKクロニクル
女優の工藤夕貴さんと小説家の湊かなえさんが、南アルプスの仙丈ヶ岳に登ります。
湊かなえさんといえば、小説「山女日記」がおすすめです。登場人物が、妙高山、火打山、槍ヶ岳、利尻山、白馬岳、金時山、トンガリロ、等に登ります。湊かなえさんが、実際に登った山々なのだろうと思います。 NHK BS1で工藤夕貴さん主演でドラマ化されましたが(ドラマも見ましたが)小説のほうがいいです。(個人の感想です。)
「にっぽん百名山スペシャル 」では、工藤夕貴さんが手作りの揚げ玄米をボトルに入れて仙丈ヶ岳に持ってきていました。揚げ玄米をクッカーに入れ、さらに手作りの夏野菜カレーを加えてバーナーであたためて食べるのです。それがとてもおいしそうで、印象に残っていました。雑誌の記事を読んで思いだし、録画してあった番組を見直しました。
雑誌「ワンダーフォーゲル」では、主食として揚げ玄米に味付けをしてそのまま食べるものとして紹介されています。
検索したところ、こちらにも作り方が載っていました。
http://hikersdepot.jp/hikersnotes/3118.html/
私は玄米が好きで毎日食べているので、買い物に行かなくても家にある材料で作ることができます。早速、作ってみることにしました。
「揚げ玄米」の作り方
- 玄米を一晩水に浸し、よく水を切る。(発芽玄米はそのまま調理OK。)
- フライパンに玄米と油を入れる。(米1合に油10~15ml)
- へらでかきまぜながらゆっくり炒る。
- 香ばしいキツネ色になったら火を止める。
- 玄米が熱いうちにお好みの味付けをする。
- 皿やバットなどに平らにならしてよく冷ます。
油は、オリーブオイルでもゴマ油でもよいそうです。私はカレーに入れたいので、オリーブオイルを使い、塩味にしました。
フライパンに、玄米1合とオリーブオイル大さじ1を入れました。
炒り始めて10分後です。
20分後です。ようやくキツネ色になりました。火を止めて、塩を入れて混ぜました。
お皿に移して冷まします。
そのまま食べても香ばしくておいしいです。塩味なので、お煎餅っぽい味です。玄米が好きな人なら、揚げ玄米も好きだと思います。でも、やっぱりカレーに入れてみたいです・・・。
私が持っているバーナー「ジェットボイルフラッシュライト」
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では、カレーを作ることは無理です。お湯を沸かしてレトルトカレーを温め、揚げ玄米と一緒に食べることならできます。
そこで、レトルトカレーを買いに行きました。バターチキンカレーにしてみました。
揚げ玄米と混ぜてみました。わかりにくいですね。
工藤夕貴さんが作っていたカレーは、とってもおいしそうだったのですが、何か違います。一緒に煮込んだ方がいいのかもしれません。レトルトだから仕方ないですね。工藤夕貴さんのカレーは、夏野菜がたっぷり入っていたのも良かったのです。
さて、私が実際に揚げ玄米を山に持って行くか?というと・・・・・
持って行きません。普通の玄米ご飯を持って行くほうがいいです。
揚げ玄米の良さは日持ちがすることだと思いますが、私は山小屋に泊まるので、2日目以降は山小屋のご飯を食べます。
作り方は簡単ですが、思ったよりも時間がかかりました。これだけの時間をかけてまで、また作りたいか?というと・・・・・玄米ご飯のおにぎりを作りたいです。
きっと、揚げ玄米は、自炊だけで数日間の縦走をする人や、水分を含む食材では凍ってしまうほどの寒い冬山を登る人向けの料理なのだと思います。(夏山での自炊2日目にもいいと思います。山の上でご飯を炊くよりは手間がかからないので。)私には向いていませんでした。
また、気になる山ごはんを見つけたら懲りずにチャレンジしてみます。
ちなみに、湊かなえさんはフランスパンとフランスパンにのせるトッピングをいろいろ持参していました。小説の登場人物と同じです。パン好きの方にはいいと思いました。フランスパンは、切らずにそのままリュックの横につけ、トッピングは瓶入りをたくさん持っていました。(おいしそうでしたが、重そうでした・・・。)