令和最初の山登り
令和最初の山登りは、硫黄岳と根石岳に行ってきました。硫黄岳と根石岳は、2018年9月に初めて登って以来の2回目です。
この時は、風が強くて眺望ゼロ・・・必ずリベンジしよう!!と思っていました。
登山計画
2019年5月4日(金)~5月6日(日)
1日目 5月4日(金) ※コースタイム30分
あずさ17号 茅野駅15:06着
茅野駅まで夏沢鉱泉のお迎えあり桜平登山口→0:30→夏沢鉱泉(泊)標高2060m1泊2食11000円
2日目 5月5日(土) ※コースタイム5時間30分
夏沢鉱泉→0:50→オーレン小屋→0:20→夏沢峠→1:00→硫黄岳→0:40→夏沢峠→0:15→オーレン小屋→0:50→箕冠山(みかぶりやま)→0:20→根石岳→0:15→箕冠山(みかぶりやま)→0:30→オーレン小屋→0:30→夏沢鉱泉(泊)
3日目
5月6日(日) ※コースタイム20分
★コースタイムは、山と高原地図 八ヶ岳 蓼科・美ヶ原・霧ヶ峰 (山と高原地図 33) で調べました。
なぜ夏沢鉱泉を選んだか?
八ヶ岳には素敵な山小屋がたくさんあります。どこに泊まるか?迷ってしまうところです。今回は初めて夏沢鉱泉に泊まることにしました。
夏沢鉱泉を選んだ1番の理由は、茅野駅から桜平登山口までの無料送迎があるから です。
これは本当に有り難いです!!桜平登山口には、駐車場はありますがバス便はありませせん。桜平登山口までの道がどんな道なのか?私にも運転できるのか?通ったことがなかったので車で行くのは不安でした。ゴールデンウィークですから渋滞にはまるのが怖い・・・ということもありました。
茅野駅から夏沢鉱泉へ
茅野駅についたら、まず駅の中にあるこの店で行動食を購入しました。
翌日に山の上で食べるためです。買ったのはこちらです。
どれもおいしかったのですが、「くるみかれん」は特に気に入ったので、帰りにお土産用にも購入しました。
茅野駅に来ると、いつもはベルビアのある西口に出てバスに乗ります。(美濃戸口行きや麦草峠行きや渋ノ湯行きに。)
今回は、夏沢鉱泉のお迎えの場所が東口タクシー乗り場だったので、初めて東口から出ました。
お迎えの車に乗ったのは、私と友人の2人だけでした。
しばらくは普通の道ですが、唐沢鉱泉・桜平分岐から先は・・・・・私には絶対に運転できない道でした!あの道を運転できる人を心から尊敬します。(狭いし、急カーブがたくさんあるし、デコボコ道だし、すれ違いもあるし・・・)送迎をお願いして本当に良かったと思いました。
桜平登山口に到着です。
ここから約30分歩きます。山小屋の車はここから先も通れるので、スニーカーでも歩ける道です。
歩き始めて少しすると道の横に鹿を発見しました。
動物を見ると癒やされます。夏沢鉱泉に近づくと残雪も増えてきましたが、歩くには問題ありませんでした。
夏沢鉱泉に到着しました!
夏沢鉱泉の部屋
私達の部屋は、2階の「横岳」でした。
5~6畳くらい(?)の広さです。
嬉しいことに2人で個室です!!夏沢鉱泉は、ものすごく混雑している時は相部屋になることもあるそうですが、大抵の場合個室が利用できるようです。ちなみに、私達が泊まった5月5日は満室でしたが、5月6日は、私達以外の宿泊客は3人(1組の家族)だけでした。10連休ですから、きっと最終日は家でゆっくりした人が多かったのですね。
布団の上に置いてある袋には、タオルと歯ブラシセットが入っています。
部屋の窓からは夕日が見えました。
夏沢鉱泉の温泉
夏沢鉱泉は秘湯の宿です。パンフレットから引用します。
温泉法の温泉に該当(メタケイ酸により)PH4.3。浴槽は源泉100%。源泉は硫黄臭があり、冷泉で無色透明です。加熱するとオレンジ色に変わります。入浴するとよく温まり、肌がすべすべになります。冷え性・神経痛・関節痛・筋肉痛・疲労回復に効果が期待できます。
日帰り入浴をすることもできます。
日帰り入浴は16:00までですが、宿泊者は消灯時刻の21:00まで入ることができます。夏沢鉱泉は、収容40名の小規模の山小屋ですから、他の利用者と時間をずらせば混雑することはないと思います。(貸し切りで利用できる可能性が高いです。)
お風呂の入り口です。
脱衣所です。残念ながらドライヤーは使えません・・・。
お風呂です。シャンプーや石けんも使えます。(山小屋のお風呂はシャンプーや石けんを使えないところが多いです。)
お風呂前の洗面所です。凍結防止のために水は出しっ放しになっていました。
夏沢鉱泉の食事
夏沢鉱泉は、硫黄岳山荘グループ(硫黄岳山荘・根石岳山荘・夏沢鉱泉)の一つです。
硫黄岳山荘 各山荘ともに、山麓のオーナーの畑でとれた新鮮野菜を使った食事が出されます。味噌汁の味噌は大豆から手作りした自家製で、食材にこだわっています。
食堂です。
ストーブがすてきです。
夕食は5時30分~ 朝食は6時~でした。
5月4日(1泊目)の夕食です。
山小屋とは思えない品数の多さ!豪華さ!です。
猪肉を使った「ぼたん鍋」です。
夕食後にはデザートのシャーベットがあり、自分で選ぶことができます。
私はりんご(右)、友人は洋なし(左)にしました。
このシャーベット、軽食メニューとして販売もしています。
5月5日の朝食です。卵焼きは、ほかほかでした。
5月5日(2泊目)の夕食です。
連泊しても全く違うメニューの食事が食べられます。鍋の中身は写真を撮るのを忘れました・・・。鶏肉の鍋でした。
2日目のデザートは、ピーチにしました。
5月6日の朝食です。
ランチ、軽食営業もしています。メニューです。
夕食後に、私はコーヒー、友人は甘酒を注文しました。
登山から帰ってきた後には白玉ぜんざいを食べました。
私はアルコールが飲めないので関係ありませんが、いろいろありました。
夏沢鉱泉の施設いろいろ
入ったところにある売店です。
硫黄岳山荘グループのバンダナを購入しました。
広げたところです。
そういえば、ペットボトルのドリンクやお菓子類は販売していませんでした。(水道の水は無料でくめます。)
部屋の前の廊下です。
階段です。
トイレです。水が流れます。(トイレットペーパーは箱に入れます。)
2階の洗面所です。水は飲むことができます。
2階廊下の本棚です。私の好きなマンガがありました。
名作です。山小屋にあると、たまらなく読みたくなります。
1階食堂の本棚には雑誌がたくさんありました。
「山と渓谷」4月号に
NHKドラマ「山女日記」主演の工藤夕貴さんが、原作者の湊かなえさん、制作チームのみなさん、NHKBSの「実践!にっぽん百名山」で工藤夕貴さんと一緒に出演していた萩原編集長と一緒に硫黄岳に登り、夏沢鉱泉に泊まった時の記事が載っています。
というわけで、そのときのサインがありました。
夏沢鉱泉から茅野駅へ
有り難いことに、帰りは桜平登山口から茅野駅まで送ってもらえます。
登山口の駐車場の様子も見に行きました。
車は数台停まっていましたが、多くはありません。夏は満車になるそうです。
駐車場のすぐ近くに鹿がいました。
行きも帰りも鹿に会えて癒やされました。
40分もかからずに、茅野駅に到着しました。
夏沢鉱泉は、とってもすてきな山小屋でした!
是非、また泊まりたいと思っています。
硫黄岳と根石岳②に続きます。