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「おかえり」と言える、その日まで 山岳遭難捜索の現場から 中村富士美 著 はすべての山に登る人におすすめの本です 2023.7

この本を知ったきっかけは、NHKラジオの「石丸謙二郎の山カフェ」でした。

www.nhk.jp/

2023年6月24日「山岳遭難の現場より」 - 石丸謙二郎の山カフェ - NHK

著者の中村富士美さんが、ゲスト出演されていたのです。

石丸謙二郎の山カフェ」は、おすすめのラジオ番組です。

www.nhk.or.jp

私はいつも「聴き逃し」で通勤中に運転しながら聴いています。

「読むらじる。」もおすすめです。

www.nhk.or.jp

いつもゲストが楽しみです。

最近では、平出和也さんと中島健郎さんなど、超豪華です。

www.nhk.or.jp

知っている山小屋の知っている小屋番さんが登場することも多いです。

過去には、丹沢の山々からも、塔ノ岳の尊仏山荘、花立山荘、丹沢山のみやま山荘、蛭ヶ岳蛭ヶ岳山荘、等の小屋番さんが出演されています。

北アルプス南アルプス八ヶ岳などの有名な山小屋の方はほとんど(?)出演されていると思います。

「山カフェ」で中村富士美さんのお話を聞き、本を買おうと思ったのですが、アマゾンではしばらくの間、品切れになっていました。

「山カフェ」の影響かも?しれません。

最近になってやっと購入し、読むことができました。

この本は、今までに読んだことのある山岳遭難に関する本とは、少し種類が違いました。

実際に山岳遭難の捜索をされている方が、捜索する立場から、発見するまでの軌跡を書かれているからです。

丹念なプロファイリングの様子には、

その手があったか!!

と驚くようなこともたくさんありました。

例えば・・・

登山サイトに投稿された登山記録から、目撃情報を探したり・・・

(実際に、すれ違って会話した人を見つけて話を聞くことができました。)

何を着て登ったのか?を調べるために自宅に残された登山用品と過去の登山中の写真を比べ、さらにアウトドアショップの購入履歴を調べたり・・・

(実際に、購入履歴で確認したズボンをはいた姿で発見されました。)

 

何としても見つけようと力をつくす姿に、心が震えました。

山に登るからには、遭難した後どうなるのか?

を知っておくことは大切だと思います。

山岳遭難は、身近な低山、里山で数多くおきています。

私がよく登っている丹沢の山々、大山でもおきています。

↓こちらは少し古い記事ですが、大山での遭難について載っていました。

www.asahi.com

 

「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―

は、すべての山に登る人におすすめの本です。

北アルプス南アルプスなどの標高の高い山に登る人だけでなく、身近な低山、里山に登る人にこそ、読んでほしいです。

さて、この本を読み終わった私は、

すぐにココヘリの発信機を充電しました。

こまめに充電して、忘れずに持ち歩きます。

もしものときに、すぐに見つけてもらえるように準備しておかなくては・・・。

www.cocoheli.com