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「山はおそろしい 必ず生きて帰る!事故から学ぶ山岳遭難」を読んで登山装備を見直す 2022.8

「山はおそろしい 必ず生きて帰る!事故から学ぶ山岳遭難」

羽根田治さんの最新刊です。

山好きなら、羽根田治さんの「ドキュメント」シリーズ

読んだことがある人は多いと思います。

私は数年前に一気読みしました。

アマゾンの商品の説明より、「道迷い遭難」の内容を一部引用します。

誰もが陥りがちな道迷い遭難から、7件の事例を取り上げ、原因を探り、未然に防ぐ方策を検証する。実例から学ぶことで、遭難防止、安全登山を呼びかけ、大きな反響を呼んだシリーズの文庫版。

実際に起きた遭難を取材しています。

その中には、登山経験の少ない人だけでなく、大ベテランの人もいます。

なぜ、遭難したのか?

どのように生還したのか?

が詳しく書かれています。

もしものときに、あんな大変な状況から生還した人がいたんだ!!ということを思い出して、生きて帰る力になるかもしれません。

 

今回読んだ

「山はおそろしい 必ず生きて帰る!事故から学ぶ山岳遭難」

は最新刊なので、私にとって

記憶に残っているニュース

であるという点が衝撃でした。

ネットや新聞やテレビで知って、印象に残っているニュースを羽根田さんが解説しています。

例えば、

2019年のゴールデンウィーク 

丹沢の鍋割山で落雷による死亡事故が起きたこと。

2020年8月

上高地の小梨平キャンプ場でテント泊中に50代女性が熊に襲撃され大怪我をしたこと。

2017年10月

トレイルランのレース中に、参加者24人が相次いで蜂に刺されたこと。

2019年10月

富士山吉田ルートで、47歳の男性が動画配信サービスで、登山の様子を生配信中に雪が積もった山頂付近で滑落、2日後に遺体で発見されたこと。

2019年9月

北アルプス立山で、ベースキャンプに張っていたテントが盗難にあったこと。

・・・などです。ああ、あの時の、あのニュースは・・・

そういうことだったのか!!

と、改めて知ることができました。

山好きなら、山に登るなら、山の危険性についての知識は絶対に必要なのだと思い知らされました。

本の中から一部引用します。

山に登ろうとする者が、山の危険について無知であることは、いわば死を背負っているようなものであり、これほど恐ろしいことはない。

タイトルの「山はおそろしい」は、おそろしいから山に登ってはいけないと言っているのではありません。

おそろしいから、危険を察知できる知識、危険なことを危険だと理解できる知識が必要だと言っているのです。

この本では特に、雷、蜂、熊、人、のおそろしさについて知ることができます。

「ドキュメント」シリーズ、「山はおそろしい」ともに、

まだ読んでいない山好きの方には、是非おすすめします。

 

私は、「山はおそろしい」を読んで、ポイズンリムーバーを購入しました。

ポイズンリムーバー

 

2019年8月には、雲取山で遭難した48歳の単独登山女性が7日ぶりに発見、救助されたという新聞記事を読んで、エマージェンシーブランケットを購入しました。

エマージェンシーブランケット

「保温性のあるアルミ製のシートにくるまって雨露をしのいだ」ことが生存ににつながったと書いてあったからです。

www.henatan.com

登山装備、もう少し見直さなくては・・・と思っています。

www.henatan.com