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14回目の富士山 須走ルートの大陽館に泊まり、撤退する 2021.8.12~8.13

富士山は、私が一番好きな山です。ときどき一緒に山に登る友人と
「体力が続く限り毎年登ろう!」
と約束し、毎年登り続けています。

昨年と一昨年は、事情があって一緒に登れなかったので、友人との富士登山は3年ぶり、私にとっては今年2回目、人生14回目の富士山です。

今年1回目の富士山の記事はこちらです。 

www.henatan.com

 須走ルートを選んだ理由

今回は、4年ぶりに須走ルートから登ることにしました。2017年以来で、このブログを始めてからは、初めてです。

富士山の4つのルートの中で、私が一番好きで、1番たくさん登ったことがあるのが須走ルートです。4つのルートについての私の考えは、3年以上前に記事に書いたことがあります。 

www.henatan.com

今、読み返してみて・・・、考えは変わらないなと思いました。

須走ルートは1番好きなルートだから、登山記録をブログの記事に書きたかったのです。

山小屋は、数年間続けて「大陽館」を利用していました。以前いただいた年賀状を持っていて、ハガキを持って行くと今年も1割引になるということなので、利用させていただくことにしました。 

「道の駅すばしり」からシャトルバスに乗る

5:50頃 駐車場に到着しました。

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車は手前の方にはたくさん停まっていますが、奥の方はガラガラです。天気予報によると、天気が悪そうですし、平日だからですね。でも、曇ってはいますが雨は降っていません。

4年ぶりに来て驚いたのは、ここまでの道が良くなってわかりやすくなっていたことと、シャトルバスのバス停の場所が、「道の駅すばしり」になっていたことです。(「ふじあざみライン仮設駐車場」でチケットを購入し、検温などをしてから、少し歩いて「道の駅すばしり」に行きます。)

とっても便利になりました。

道の駅すばしり

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検温をすると、富士宮口では、手首に確認済みのベルトを巻かれましたが、こちらでは、

「はさみで切らないと取れないから。」

と言って、リュックにつけてくれました。

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前回は取れなかったので、帰りにコンビニに寄ったときには、袖の中にかくしました。

このほうが助かります。

「富士山保全協力金」の赤いバッチは、見えるところにつけるように言われたので自分でつけました。

富士山保全協力金の受入について | 富士山保全協力金について | 世界遺産 富士山とことんガイド

バスの始発は6時です。ゆっくり準備をしたかったので、私達は7時発のバスに乗ることにしました。今回は7合目の「大陽館」に泊まるので時間に余裕があります。

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バス代は、往復1830円です。

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7時発のバスの乗客は、私と友人を含めて11名でした。(すいています。)

須走口五合目から大陽館へ

7:25頃 須走口五合目に到着しました。 

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標高に体を慣らすために、少し休憩していると、みなさんいなくなり・・・私達が最後になりました。

時間に余裕があるので、ゆっくりスタートします。

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須走ルートの良いところの一つは、しばらく樹林帯の道が続くことです。

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8:11 下山道との分岐です。ここからは、登山道と下山道が別の道です。

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ここまでは、下山する人とのすれ違いがありましたが、ここからは、ほとんど人に会わなくなります。

8:16 フジアザミです。青空が見えると嬉しいです。

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9:17 新六合目 標高2400m 長田山荘に到着。 こいのぼりが目印になっていました。

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樹林帯を完全に抜けました。遠くに、下山道を下っている登山者が見えます。声も聞こえます。

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ガスガスで視界が悪いことを覚悟していたので、遠くが見通せるのも嬉しいです。

10:12 本六合目 標高2700m 瀬戸館です。

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確か、以前はなかったベンチとテーブルが素敵です。アヒルがかわいい。
景色がもっと見えたら、さらに気持ちが良さそうです。

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だんだんガスってきました・・・。

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大陽館に泊まる

11:35 七合目 標高3090m 大陽館に到着しました。

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雨にあうことなく、ここまで来られたのはラッキーだったのかもしれません。
午後は、のんびり小屋で休憩しました。

ここが私達のスペースです。(上の段です。)

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隣のスペースとの間には、仕切りが作られていました。(両隣にも、下にも、誰も泊まりませんでしたけど・・・。すいていました。)

昼寝をしている間に、14時過ぎくらいから雨が降り始め、いつの間にかどしゃぶりになっていました。やっぱり山は、早く出て、早く着くに限ります。

17:00 大陽館の夕食です。

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17:50頃 雨がやんでいたので外に出ました。下のほうがだいぶ見えるようになっています。

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でも、山登りをする人にはお馴染みの「てんきとくらす」の富士山山頂の天気を見て・・・ 

tenkura.n-kishou.co.jp

この日のうちに、

翌朝には、撤退することを決めました。 

登山指数はずっとで回復しそうには思えなかったのです。

風速は、1日中20~30m/sでした。

風速20~30m/sって、台風の暴風域レベルです。普通に歩くのも大変です。

山頂に風をさえぎるものはありません。

ガスガスで、景色は何も見えないかもしれません。

山頂ですから、気温は真冬です。風が強いと体感温度はさらに下がります。

空気の量は平地の3分の2です。

頑張って行っても、かなり辛い思いをすることが予想されます。

もっと条件の良いときにリベンジしたいと思います。

 

夜中、3:00頃 外に出てみました。見下ろすと夜景が見えました。

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でも、見上げても星は一つも見えませんでした。本当は、「ペルセウス座流星群」狙っていたのですけど、仕方がありません・・・。

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この時間は、小雨だったのですが、夜が明けると雨も風もひどくなりました。

5:00 大陽館の朝食です。

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雨の中の下山

朝食を食べてから、下山開始です。

出発前に大陽館の方が、

「今年中にもう一度来るなら、宿泊料は半額にしますよ。来年だったらまた、1割引で。」

と言ってくださいました。

今年中に須走ルートをリベンジしたい気持ちはありますが、しばらく雨が続きそうですし・・・次は日帰りチャレンジかな?と思っています。

5:50頃 大陽館を出発しました。

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この後ずっと、雨は降り続きました。

雨の量はそれほど多くありませんでしたが、それよりも風が強くて歩くのが大変でした。

須走ルート(と御殿場ルート)の下山道といえば、「砂走り」です。

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砂走りを下るコツは、かかと着地です。

かかとだけで着地するイメージで下ると楽です。体は起こします。これを知っていると知らないとでは、足のダメージはかなり違うのではないかと思います。

(※山の歩き方の基本は、フラット着地です。靴底のグリップをきかせるイメージで歩くと、滑りにくく負担が小さいと思います。)

7:04 砂払五合目まで来ました。

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左側に三日月の形をした山中湖が見えるのがわかるでしょうか。
ここから先は、樹林帯です。強い風はもうありません。

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7:39 五合目に到着!

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7:45発のバスに乗ったので、写真はもうありません。(バスは1時間に1本しかないので急ぎました。)帰りのバスもすいていました。(私達を入れて、10人以下でした。)

無事に下山できて良かったです。

そして、いつか必ずリベンジします。