富士山は、私が1番好きな山です。
年に1回のペースで登ってきましたが、昨年は新型コロナウイルスのせいで登れませんでした・・・。
今年からは、年に1回はやめました。
今年は、昨年の分も、できるだけ数多く登りたいと考えています。
今年1回目、合計13回目の富士山は、単独日帰りで富士宮ルートから登ってきました。
富士宮ルートを選んだ理由
初めて単独で富士山に登ったのは、2年前です。
スバルライン五合目のカプセルホテルに泊まり、吉田ルートから登りました。
前泊日帰りに近いですが、完全な日帰りではありません。
完全な単独日帰りは、今回が初めてです。そこで、一番コースタイムが短い富士宮ルートを選びました。
ちなみに、それぞれのルートの五合目からのコースタイムは、短い順に・・・
富士宮ルート 登り5:10 下り3:30 計8:40
吉田ルート 登り5:55 下り3:10 計9:05
須走ルート 登り6:55 下り3:00 計9:55
御殿場ルート 登り8:20 下り3:30 計11:50
となります。(お鉢巡りは含みません。)
山と高原地図 富士山 御坂・愛鷹山 (山と高原地図 32) より
富士宮ルートを選んだ理由がもう一つあります。
「富士山保全協力金」を 支払うともらえる
青い缶バッチ が欲しかったのです。
富士山保全協力金の受入について | 富士山保全協力金について | 世界遺産 富士山とことんガイド
手に入れました。
ちなみに、吉田ルートは、山梨県なので缶バッチではなく木札です。
私がこれまでに手に入れた缶バッチと木札はこちらです。
※保全協力金のシステムが始まったのは2014年からです。
※須走ルートは赤、御殿場ルートは緑の缶バッチです。
全部、絵が違います。どのコースも毎年かぶらないように変えているのかもしれません。
青バッチが手に入って嬉しいです。
水ヶ塚公園駐車場から富士宮口五合目へ
5:45頃 水ヶ塚公園駐車場に到着しました。 検温をしているのが見えます。
そして、その先には長いバス待ちの列ができています。
ここから先は、マイカー規制があります。シャトルバスに乗り換えるのです。
バスの始発が6時なので、みんな始発を狙って早めに来るのですね。もっと早く来るべきでした。
検温と体調チェックを終えると、手首に確認済みのベルトを巻かれます。その後バスの切符売り場に並びます。
1台目のバスは満員になり、私は2台目のバスに乗りました。出発したのは6時10分頃です。
6:45頃 富士宮口五合目に到着。登山開始します。
山を守るために、泥のついた靴で登ってはいけませんね。
山頂への道
7:10 六合目雲海荘前です。
標高に体を慣らすために(高山病の予防のために)ここで、朝食休憩をとることにします。コンビニでサンドイッチを買ってきました。
途中まで食べたところで、
私にとっての緊急事態が起こります。
私の前のベンチで座っていた人が、煙草を吸い始めたのです。
なぜ、緊急事態なのか?詳しくは、こちらの記事に書きました。
慌てて食べかけのサンドイッチを片付け、移動しました。
運良く、お隣の宝永山荘前のベンチが空いていたので(ベンチの場所はだいぶ離れていたので)ここで続きを食べました。
8:10 新七合目 御来光山荘です。
8:47 元祖七合目 山口山荘です。
9:26 八合目 池田館と富士山衛生センターです。
9:57 九合目 萬年雪山荘です。ここはメニューが豊富です。
10:28 九号五勺 胸突山荘です。
11:04 登頂!
ここが、富士宮ルートの山頂です。
あれ?約4時間20分で登頂できました。「山と高原地図」のコースタイムは、5時間10分なので、かなり速いです!嬉しい!!
私の場合、標高の高い場所に強い体質みたいなのです。
六合目あたりでは、周囲のみなさんと同じくらいのスピードで歩いていましたが、九合目くらいからは、かなりの人数を抜かしました。
息が荒くなって、苦しそうに止まりながら歩いている人が多い中、私は同じくらいのペースで歩き続けることができました。
九合目で休憩していたときに、近くにいた若くて体力のありそうな男性が
「足は大丈夫だけど、気持ち悪い。」
と言っているのが聞こえてきました。体力や筋力は充分にあっても、気持ち悪くなったり頭が痛くなったりする人が多いようです。(高山病です。)
私は、体力も筋力は足りていませんが、息苦しくならないし、高山病にもなりません。もともと心拍数が少ないからかもしれません。
剣ヶ峰へ
富士宮ルートの良いところの一つは、山頂が剣ヶ峰に一番近いことです。
剣ヶ峰まで、行きは20分、帰りは15分です。(往復35分)
吉田ルートや須走ルートは、剣ヶ峰往復するにしても1周してお鉢巡りをするにしても90分近くかかってしまいます。2年前に吉田ルートから登ったときには剣ヶ峰は諦めました。
今回は、まだ足に余力がありそうです。剣ヶ峰をめざすことにします。
今ならすいていそうです。参拝よりも先に剣ヶ峰に向かいました。
雲が多いです。雲が晴れることを願いながら急斜面を登ります。
気象観測所です。中に気象庁の職員の方がいらっしゃいました。
11:16 剣ヶ峰 登頂! ここが、本当の富士山頂です。
剣ヶ峰から見下ろす火口。
剣ヶ峰から見下ろす富士宮ルートの山頂。
急斜面を下りて、再び富士宮口の山頂へ。
無事に登頂できたことに感謝して参拝しました。
今年は、郵便局は休業しているのですね。残念です。
同じ道を下る
11:53 下山開始します。下は、真っ白です・・・。
富士宮ルートは、登りと下り、同じルートです。他の3ルートには下山道があります。
富士山名物(?)の砂走りがあるのは、御殿場ルートと須走ルートです。
13:52 雲は多いですが、宝永山が見えてきました。
15:09 六合目の宝永山との分岐です。
かなり前に、ここからプリンスルートにチャレンジしたことがあります。
プリンスルートは、1番きついルートだ!と思ったのを覚えています。足が沈んで歩きにくかったのです。(個人の感想です。)
※プリンスルートとは・・・天皇陛下が皇太子時代に登頂されたときのルートのことです。
またの機会に、プリンスルートではなくて、宝永山を目的に登ってみるのもいいかなと思っています。
15:37 五合目バス停に戻ってきました。
コースタイム3時間30分のところ、3時間40分くらいで下山することができました。下山が苦手な私は、やっぱりコースタイムオーバーでした。
もっとスピードアップできるようになりたいものです。
でも、初めての日帰り富士山
無事に 達成できました。
トータルでは、コースタイムの合計は、
登り5:10 下り3:30 剣ヶ峰往復0:35 計9:15
のところ、
休憩も入れて9時間弱で戻ってくることができたので、大満足です。ちょっと自信がつきました。別のルートでも、日帰り富士山に挑戦してみたいと考えています。
★2018年に御殿場ルートから登ったときの記事はこちらです。
★2019年に吉田ルートから登ったときの記事はこちらです。