悪気はないけど、知らないのだろうな・・・
と思う、山小屋で気になるマナー違反について書くことにします。
どなたかのお役に立てば嬉しいです。
レジ袋のシャカシャカ音はとってもうるさい
ある山小屋に泊まったときのことです。
ソロの女性が私ともう一人いたので、2人で個室に泊まれることになりました。
私にとっては、とってもラッキーなことです。
明るくて楽しい方で、寝る前には山の話で盛り上がりました。
そして、翌日の早朝、その方は私よりも早くから出かける準備を始めたのですが・・・
レジ袋らしきシャカシャカ音が、とってもうるさいのです。
静かな部屋で、大きく響いていました。
こんなにうるさいんだ・・・と驚きました。
スーパー等のレジ袋は、山小屋では使わないことがマナーです。
その方は、全くの登山初心者ではないけれど、経験豊富でもなさそうだったので、知らなかったのですね。きっと。
私は思わず、そのまま寝たふりをしてしまいました。
こちらの本では、
萩原編集長が次のように書いています。
なかでも騒音の元となりやすいのがコンビニのレジなどで使われるポリ袋で、これをガサゴソやっていると80デシベルもの音が発生する。これは地下鉄駅のホーム並の騒音に匹敵し、お休み中の人にとってはたいへん迷惑だ。
こちらの本では、
仲川希良さんが次のように書いています。
収納にスーパーのレジ袋を使うと、荷物を出し入れするたびに夜の寝室に音が響くので、私は使っていません。
荷物を小分けにするときに便利なのが、「スタッフバッグ」や「ドライバッグ」と言われているものです。大きな音が鳴らないだけでなく、丈夫で軽くて中に収納したものが濡れません。
空気を抜いて中身を圧縮できるタイプのものもあって便利です。
山好きのみなさんの中には、たくさん持っている方も多いと思います。
私が持っているものは、こちらです。もっと欲しいくらいです。
持っていない場合は、大きめのジップロックが便利です。
雨が降ると、ザックカバーをつけていても中まで水が入り、荷物が濡れてしまうことがあります。
着替えが濡れると本当に悲惨です。(経験あります。)
濡れたら困る荷物は、すべて防水の袋に入れてからザックの中に入れることが大切です。
私は小さなゴミ袋なども、シャカシャカ音がならない種類のビニール袋を使うようにしています。
寝る場所は飲食禁止
大抵の山小屋では、寝る部屋の壁に「飲食禁止」の貼り紙がしてあります。
でも、読んでいなかったり、気づかなかったりする人が多いのだと思います。
お菓子を食べたり、水分補給をしている方をときどき見かけます。
なぜ、飲食禁止なのか?
山小屋では、シーツを洗濯することも掃除機をかけることも難しいから
だと思います。
山小屋の布団は、シーツがついていないのが普通です。洗濯できないからだと思います。天気の良い日に、屋根の上などに干しているところは見かけます。
掃除は、ほうきで掃いたり雑巾で拭いたりするのだと思います。お菓子の細かいカスや飲み物をこぼしたら大変です。
汚れている服は着替えて欲しい
この写真は、ある山小屋に掲示されていたものです。
登山時の着衣から着替えて頂けますと、お布団等、清潔に保たれ、大変ありがたいです。
と書いてあります。上着はほとんどの方が着替えると思うのですけど、トレッキングパンツは、はきかえないでそのまま寝てしまう方もいるのではないか?と思います。
山では、すべって転んでお尻に泥がついたり、裾に泥汚れがついたりすることがあります。そのまま寝たら・・・布団が汚れそうです。
山小屋って、山では本当に有り難い場所です。
厳しい環境の中、多くの努力をしてくださっていると思います。
マナーを守って、これからもたくさん利用したいと思っています。