私にとって今年2回目、人生17回目の富士登山です。
今年1回目の記事はこちらです。
今回は御殿場ルートから、友人との2人登山です。
そして、日本一過酷な駅伝レース
6:30頃 御殿場口の駐車場に到着。
交通規制と駐車場の出入りの規制がありますが、朝早く来れば大丈夫です。
でも、いつもはガラガラな御殿場口の駐車場なのに、この時間にはもう第2駐車場は満車!第3駐車場に停めました。(第3駐車場は余裕がありました。)
私達のような登山装備の人はほとんどいなくて、周囲の人は登山駅伝の関係者や応援や選手のみなさんのようでした。
検温をして、協力金を払って、
7:00 登山開始です。
7:20 六合目 大石茶屋
7:40 左側に見えるのは双子山です。
このあたり、登山道と下山道が分かれています。下山道のほうが、砂利に足が沈んで登りにくいです。
それなのに、下山道の方を登っている駅伝関係者らしき人が多数。もしかして、トレーニングのため?でしょうか。
平日の御殿場ルートは、いつもは本当に人が少ないです。こんなに人が多い御殿場ルートは初めてです。
9:15 二合八勺の中継地点です。
テントがたくさんあります。
実は私達、予備知識がほとんどないままに観戦に来ました。
富士登山の日程を決めた後に、富士登山駅伝の日程とかぶっていることに気づいたからです。
休憩しながらしばらく様子を見ていると、
「9時30分からコールをします。」
とアナウンスがありました。
9時30分になると、コールが始まりました。
1番、2番、3番・・・と順番に呼ばれ、54番まで呼ばれたら次は201番になり、228番まででした。
(後で、ランナーのみなさんのゼッケンを見て、1~54番は一般チームで、200番台は自衛隊チームだということがわかりました。)
そのまま、中継地点で観戦しようか?とも思ったのですが、
近くにいた方の情報で、1番のランナーが来るのは10時半頃になるらしいことがわかりました。
というわけで、9:40頃に登山再開。
10:15 ふりかえって、中継地点を見下ろしました。
10:35頃 ついにトップの選手がやってきました!
これは、友人が撮った後ろ姿です。
「201 滝ヶ原自衛隊」
ダントツの一番でした。
この後は、3番だけが一般チームで、上位はほとんど自衛隊チームでした。
足が沈んでものすごく走りにくい道・・・だということは写真を見るとわかると思うのですが、みなさん小刻みに同じペースで走り続けます。
すごいです・・・。歩いていると、この道を走り続けることがどれだけ大変かが身にしみます。まだまだ先は長いですから。
私達は、時々止まって登山道からよけて、応援しながら登りました。
私が撮った2位、3位、4位の選手の後ろ姿の写真です。
その他の写真です。
11:30 新六合目 半蔵坊です。
ここは、今年新しくオープンした山小屋です。
「山と高原地図」の2022年度版、私はアプリの地図はダウンロードしてありますが、「半蔵坊」はまだ載っていませんでした。
御殿場ルートは今まで、六合目の大石茶屋を過ぎると、七合目より少し上のわらじ館まで山小屋がなく、トイレも補給する場所もなかったのです。
ここに山小屋があるって、本当に有り難いです。
詳しくは、こちらに載っていました。↓
小屋番さんが、フライパンを叩きながら元気に応援していました。(私達も一緒に楽しませていただきました。)
この場所で、全チームのランナーが通過するのを見送りました。
ここからは、トップ選手が下山道の大砂走りを飛ぶように走っている姿も見えますが、遠すぎて・・・よくわかりません。
帰宅後に結果を調べると、
「201 滝ヶ原自衛隊」
が優勝でした。おめでとうございます!
間近で観戦し、感動し、刺激を受けました。
そして、帰宅後にいろいろ調べて、
全選手が登りと下り両方走る
ということを初めて知り、さらに驚きました。私達が観戦した選手のみなさんは、しばらく休憩した後、大砂走りを駆け下りるということです。
富士登山駅伝は、登りと下り、両方とも別の特別な技術が必要だと思います。一般的なトレイルランとも違います。
大砂走りを飛ぶように走るのもすごいですが、頂上直下の溶岩のごつごつした道を駆け下りるなんて考えただけでも怖いです。歩いていても、溶岩の小石ですべって転びそうになることが何度もあるのに、走るなんて!!
富士登山駅伝では、多くの自衛隊のみなさんが、救護や誘導などのスタッフとして働いています。
私達が宿泊した砂走館には、前日に55名の自衛隊のスタッフのみなさんが宿泊していたそうです。(選手のみなさんは、当日の朝、登って来たそうです。)
砂走館は、七合五勺の中継地点でもあります。
今回、いろいろな意味で、
自衛隊のみなさん、すばらしい!!と思いました。
大勢の選手のみなさんの活躍ぶりもそうですが、スタッフのみなさんもすごいと思いました。
登山中に、倒れて動けなくなっている男性を見かけました。
たぶん、富士登山駅伝の応援に来た方です。足が動かないみたいで痛そうにうなっていました。そこに、自衛隊の方が2人かけつけて、
「向こうにブルドーザーがありますから。」
と声をかけていました。
砂走館で、小屋番さんに礼儀正しく挨拶をする若い自衛隊員の姿にも感心しました。
とっても感動したので、
是非また観戦してみたいと思いました。
次の機会には、時間と場所を狙って、中継地点かその近くで、下山の様子を観戦してみたいです。
17回目の富士山②③ に続きます。