私にとって今年2回目、人生20回目の富士登山です。
今回の大きな目的は・・・
昨年観戦して、とっても良かったのです。
今年も、友人との2人登山です。
昨年は、駅伝大会当日の朝から登山開始しました。
今年は、前日に登山開始し、標高の高いところで観戦しよう!
と考えました。
できれば標高の高いところに泊まりたかったのですが、上のほうの山小屋は2ヶ月くらい前には既に満室になっていました。(選手やスタッフの方が泊まるからですね。)
そこで、新六合目の半蔵坊に泊まり、当日の早朝から登山開始することにしました。
半蔵坊は、昨年から20年ぶりに再開された山小屋で、気になっていたのです。
8:02 御殿場口第3駐車場に到着しました。
土曜日ですが、こちらはまだガラガラです。(第2駐車場は満車でした。)
富士山の登山口の中で、御殿場口だけがマイカー規制がなく、シャトルバスに乗らずに五合目まで車で来ることができます。(しかも駐車料金は無料。でも、標高は1440mで断トツで低いです。)
車の中で、のんびり朝ご飯を食べたり、準備をしている間に・・・
見えていた登山道が雲で隠れてしまいました。
8:50 五合目のトイレです。無料のトイレはここが最後です。
富士山保全協力金を支払いました。
御殿場ルートは緑色の紐です。
そして、裏にスタンプを押すように声をかけてくださいました。
こんなスタンプがあったなんて!知りませんでした。
前回の富士宮ルートでも押したかったです・・・。
8:52 登山開始します。
9:05 大石茶屋です。
9:20 左に見えるのは双子山です。雲が多いですが、暑すぎなくて良かったかもしれません。
登山道を歩いていると、右側に見える下山道でトレーニングをしているトレイルランナーのみなさんがたくさんいました。(きっと、土曜日だからですね。)
登山道のほうが地面がかたくて登りやすいです。
下山道は、砂に足が沈むので登るのはかなり大変です。
トレイルランナーのみなさんは、トレーニングのために下山道を登るのです。
下りは、筋力のある人は気持ち良く駆け下りることができます。
トレーニング効果は抜群だと思います。
10:51 次郎坊です。トレイルランナーのみなさんは、ここまでを往復する人が多いようです。
ここから先は、周囲の人の数が激減しました。
11:08 標高2000mです。
時間に余裕があるので、かなりゆっくりペースで登っています。
12:42 景色はほとんど見えません。
ときどき雲が晴れて、左のほうに大砂走り(下山道)が見えました。
13:53 半蔵坊が見えてきました。
14:00 新六合目 標高2590m 半蔵坊に到着しました。
半蔵坊は、定員12名!という小さな山小屋です。(ちなみに、この日の宿泊者は8名でした。)
たぶん、私が今まで泊まったことのある山小屋の中で一番小さいと思います。
2人分ずつのスペースで区切られていて、カーテンを閉めることができます。
私と友人は、真ん中の下の段でした。
電気をつけることができるし、
荷物を置く棚や荷物をかけるフックもついていて快適な空間でした。
今年は、御殿場口開設140周年!
ということで、記念の手ぬぐいをいただくことができました。
(数量限定、先着順で御殿場ルートのすべての山小屋でいただけるようです。)
手ぬぐい、大好きなのでとっても嬉しいです。
帰宅後に、広げた写真も撮りました。
早く着いたので、のんびり休憩しました。
「大人のアイス 子どものアイス」 が気になります。
アイスにかけるものが違うそうです。「大人」はお酒で「子ども」ははちみつです。
私は大人ですがアルコールが飲めないので、「子どものアイス」にしました。
コーヒーも飲みました。
どらやき、肉まんも販売していました。
昨年、半蔵坊が再開される前は、大石茶屋(標高1520m)を過ぎると七合目のわらじ館(標高3090m)まで、営業している山小屋が一つもなかったのです。トイレもありませんでした。
この場所(標高2590m)に営業している山小屋があり、補給ができてトイレもあるということは、登山者にとって本当にありがたいことだと思います。
わらじ館に泊まる予定だった人が時間がかかって遅くなってしまい、半蔵坊に泊まることもあるそうです。
半蔵坊の前からの景色です。山中湖がよく見えます。
半蔵坊の夕食です。
ホットサンドメーカーで作った餃子です。
私も自分で作ったことがあります。
朝食は、早く出発するためにお弁当にしました。
ところで、半蔵坊では夜の間、小屋とトイレの鍵を閉めています。
夜中にトイレに行く場合は、自分で鍵を開けて閉めるように言われました。
それはつまり、そうしないと弾丸登山の人達が、夜中に勝手にトイレを使うということなのかな・・・と思ったのでした。
半蔵坊のトイレの利用料は300円です。普段、山に登らない人は、高い!と驚くのですが、山のトイレは莫大な維持費がかかります。一昨年まではなかったことを考えれば、トイレがあるだけでもありがたいのです。仕方のないことだと思います。
3:40頃 出発するために真っ暗の中、小屋を出ると・・・
小屋の前のベンチに大勢の人がいてびっくりしました。
弾丸登山の外国人のグループが、休憩していたのです。
土日は、弾丸登山の人が多いのかもしれません。(山小屋が満室になることが多いので。)
このグループのみなさんは、夜の11時過ぎに五合目を出発したそうです。(途中で抜かすときに聞きました。日本語が上手でした。)
3:42 見下ろすと、夜景が見えました。
ゆっくりペースで登りながら御来光を待ちました。
雲海がすごいです。
御殿場ルートは富士山の東側にあり、視界をさえぎるものが何もないので、どこからでも御来光を見ることができます。
4:40 六合目です。だいぶ明るくなってきました。
4:47 宝永山との分岐です。
私の力では、御殿場ルートで日帰り富士山はまだ無理ですが、御殿場ルートからの日帰り宝永山だったら・・・トレーニングのつもりでチャレンジしてもいいかもと思いました。
(※「山と高原地図」の標準コースタイムでも7時間10分かかるので、それなりにハードです。山と高原地図 富士山 御坂山地・愛鷹山 2023 (山と高原地図 32) )
4:59 雲の横から御来光が!
ほぼ完全に太陽が顔を出しました。
御来光を見ながら朝食休憩にしました。
朝食セットのビニール袋の中身は、りんごジュース、クリームパン(友人はジャムパンでした。)、ナッツとドライフルーツのセットでした。
20回目の富士山② に続きます。