12回目の富士山①の続きです。
富士山保全協力者証
登山の前に、ほぼ初めて吉田ルートから登る私が欲しかったものは、
富士山保全協力者証 です。 静岡県側の登山口とは種類が違うからです。
静岡県側はこちらです。
富士山保全協力金の受入について | 富士山保全協力金について | 世界遺産 富士山とことんガイド
スバルライン五合目に着いた8月1日に、管理センターへ行ってみると、
受付時刻は、朝7:30~です。
そこで、8月1日のうちに購入しました。こちらです。
一緒にガイドブックがもらえます!!しかも、日本語版の他に複数の言語のバージョンがあり、選べるようになっていました。さすが、吉田ルート!登山者が多いだけありますね。(静岡県側は、缶バッチだけでした。)
いただいた協力者証は、リュックにつけて登りました。
せっかく管理センターに来たので、2階に上がり、「富士登山ビデオ」を鑑賞しました。(※こちらも、複数の言語バージョンがありました。)夜、寝るまでヒマだったもので・・・。
私の他に、1人しか見に来ている人はいませんでしたが・・・。外は大混雑なのに、中はガラガラです。
初めて富士山に登る方には、とても参考になる良い内容だったと思います。
スバルライン五合目から山頂へ
3:00 富士急雲上閣を出発しました。外に出ると、昨日の大混雑が嘘のように誰もいません。暗闇の中で自動販売機が光っています。
ここから登山道がスタートします。ヘッドライトがなかったら真っ暗です。そして、誰にも会いません。混雑する吉田ルートでも、時間をずらせばすいているのですね。
3:40 六合目です。この中から人が出てきました。この日、私が初めて会った人です。下山時の注意事項などを教えてくれました。
後になって気がついたのですが、警察官だったようです。ここは、六合目派出所でした。写真を見ると「POLICE」って書いてあります・・・。(暗くてよくわからなかったのです。)午後からは雨や雷雨の可能性があることも教えてくれました。
六合目を過ぎて少し歩くと、上の方までずっと見渡せます。山小屋の明かりが見えるのです。(写真ではよくわかりませんが、実際はわかります。)
これも吉田ルートの特徴です。初めて登る人にとっては、先が見えるってすごく安心感があると思いました。
4:15 うっすらと明るくなってきました。
七合目から連続してならぶ山小屋も、だんだんくっきりと見えてきました。
4:30 最初の山小屋「花小屋」です。ここから七合目(標高2700m)です。
「日の出館」「七合目トモエ館」と続きます。
小屋の前で御来光を見ようとする人達が出てきています。
御来光の時刻が近づいてきたので、私も立ち止まって御来光を見ることにしました。鎌岩館の少し上あたりだったと思います。
4:55 御来光です!!
くっきりと丸い形が見えます。
御来光って必ず見られるわけではないので、(天気が悪くて見られなかったことも今まで何度もあったので。)本当にラッキーだったと思います。
しばらくの間、七合目からの御来光を堪能した後、登山再開しました。ここからは、山小屋に泊まって御来光を見たいくつかの団体さんを抜かしながら歩くことになります。
5:41 八合目太子館です。
団体さんが登っていく姿が見えます。青空がきれいです。
吉田ルートは、個人で登る人よりも人数が多いのでは??と感じるほど団体さんが多いです。須走ルートも本八合目からは吉田ルートと合流するので(須走ルートは一番多く登っているので)、団体さんが多いことを知ってはいました。でも、七合目から本八合目の間には11軒もの山小屋があり、次々と山小屋と団体さんに遭遇するので、改めて団体さんの多さを実感したのでした。
日本中でこんなに団体さんが多い山は、間違いなく富士山の吉田ルートだけです。たくさんある山小屋は、登山初心者の方にとっては安心感につながるのかもしれません。
7:14 九合目あたりです。須走ルートと合流後の場所です。
御来光前の時間だったら、頂上で御来光を見るために暗い時間から登る人達の大行列大渋滞がおきる場所です。この時間はそれほどでもありません。高山病?で座り込んでいる方もいますね・・・。標高は3400mを超えています。
このような表示がいくつかありました。大渋滞対策でしょうか。
混雑が嫌いな私は、大渋滞している時間には 絶対に登りません!!
7:45 もうすぐ山頂です。
7:47 登頂!!
ここで、一緒に登れなかった友人へのお土産を購入しました。
自分用はこちらです。
トレッキングポールに貼ります。昨年も同じものを購入しました。これで2本分になりました。
こちらの山小屋で休憩することにしました。
おしるこにしました。
小さい四角いお餅が2枚入っていました。富士山でのおしるこは、私と友人の定番になっています。
頂上の火口です。正面に剣が峯(3776m地点)が見えます。
今回は行くのをやめます。初めての単独富士山なので、慎重に体力を温存することにします。午後から天気が崩れることも心配でした。
昨年は剣ヶ峯まで行きました。こちらの記事のときです。
山頂のトイレ300円です。
富士山のトイレは、200円が基本ですが山頂だけは300円になっています。吉田ルートの下山道は、八合目を過ぎるとトイレがないので注意が必要です。
8:20 下山開始します。
しばらくは須走ルートと同じ道です。
8:35 八合目に須走ルートとの分岐があります。
だんだんと天気があやしくなってきました・・・。
吉田ルートの下山道は、ブルドーザー道でもあります。
ブルドーザーが通るたびに、道のはしによける必要があります。何度も通るので、だんだん慣れて、みんな言われなくてもよけていました。そして私はやっぱり、下山道は
砂走りが好き!と思いました。富士山といえば砂走りです。(個人の感想です。)砂走りといえば、御殿場ルートまたは須走ルートです。(富士宮ルートは登山道と下山道が同じです。)
10:55 ようやく六合目までやってきました。
朝は暗くてよく見えなかった六合目派出所です。
こちらではヘルメット の無料貸出もしているそうです。
なぜ落石がおきるのか??その多くは人災ではないかと思います。吉田ルートは混雑するので、登山道をはずれてロープの外を歩く人が多そうです。登山道の外側の石は不安定なので、踏むと落石につながります。小さな石がきっかけで大きな落石になることもあると思います。小さな石でも、高い場所から落ちてくれば大怪我の原因になります。暗い時間だと、落石があっても見えません。落石による事故を避けるためにも、混雑する時間を避けることが大切ではないかなと思います。
11:15 朝は暗くてよく見えなかった看板です。
ここは、吉田口五合目(佐藤小屋があるほう)との分岐でもあったのですね。
吉田口五合目は、私にとって憧れの富士登山競走(五合目コース)のゴール地点でもあります。いつかチャレンジしたいと思っています。
スバルライン五合目まで、なだらかな道が続きます。
11:30 スバルライン五合目に到着しました! 人がたくさんいます・・・。
この時間は、これから登り始める人も多くいました。
下りの後半でバテてスピードダウンしましたが、午前中のうちに下山できて良かったです。
おなかがすいたので、富士急雲上閣
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2階のレストランに行きました。
富士山カツカレーにしました。ご飯が富士山?でしょうか。
3階へ行き、コインロッカーから荷物を出して休憩室を利用させてもらいました。(着替えができます。)
12:30のバスで帰ろうと思ってバス停に行くと、
すでに満車。12時45分発の臨時便で帰ることができました。帰りのバスの中で雨が降ってきました。今回は、お鉢巡りはやめて下山して良かったと思っています。
(バス便が多いことは、吉田ルートの良いところの一つです。)
吉田ルートから再び登るか??
今回ほぼ初めて(正確には小学校5年生以来)吉田ルートから登ってみて・・・
日帰りトレーニング登山としてなら、また登ってもいいと思いました。
富士山パーキング発の始発バス(朝6時)に乗ってきても、日帰り登山が可能だということがわかりました。今回と同じくらいのスピードなら、4時前にはスバルライン五合目に戻ってくることができます。でも、スバルライン五合目の混雑は、どうしても好きになれません。団体さんにもあまり会いたくありません・・・。
やっぱり私は、須走ルートと御殿場ルートが好きです。
今回の登山でちょっと自信がついたので、別のルートでの日帰り登山にもチャレンジしてみたいと思っています。
★昨年、御殿場ルートから登ったときの記事はこちらです。