朝４時過ぎ頃、馬の背ヒュッテを出発しました。
本当に静かに起きて、静かに出発したのですが、隣で寝ていたはずのＡさんが見送りに出てきてくれました。馬の背ヒュッテを出発したのは、たぶん私が１番です。
御来光を見る場所を探しながら歩きました。
４：５０ 空が明るくなってきました。そろそろ御来光です。
ちょうどいいタイミングで、ちょうどいい広場が現れました。（偶然ですが。） 見上げると仙丈小屋が見える場所です。
馬の背ヒュッテの朝食（お弁当）を食べながら御来光を楽しむことにします。
４：５５ 御来光です！
甲斐駒ヶ岳の右から、太陽が顔を出しました。そして、後ろを振り向くと
虹がでています！
虹が2本になりました。
御来光と虹と交互に見て堪能しました。
私がいたのは、こんな場所です。山頂と藪沢カールと仙丈小屋が見えています。
他には誰もいません。これを、景色を独占できて嬉しい！と思う私のような人は、1人で山に登るのが好きだし、さびしい・・・と思う人は、1人では山に登らないのだろうなと思います。
５：３０ 仙丈小屋に着きました。
山頂を目指してさらに登ります。藪沢カールです。
藪沢カールの底にあたる部分に仙丈小屋が見えます。
岩場に咲く、イワベンケイ（岩弁慶）を見つけました。
岩場に咲き、乾燥に強く、丈夫だから弁慶。
だそうです。
これは、たぶんミヤマダイコンソウ（深山大根草）です。
たぶん、イワギキョウ（岩桔梗）です。
イワギキョウに似ているチシマギキョウは、花びらの縁に毛が多いはずですが、この花にはありません。
花の名前などは、「山と渓谷」付録の「山のポケット自然図鑑」で調べました。
![山と溪谷 2019年 3月号 [雑誌]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51D7CMb5txL._SL160_.jpg "山と溪谷 2019年 3月号 [雑誌]")
もうすぐ山頂です。
６：０５ 登頂！
山頂独占かな？と思ったら、私の前にソロ登山の方が２人来ていました。（男女一人ずつです。）
山頂からの、富士山、北岳、間ノ岳です。日本の標高１位２位３位が並びました。
（※富士山3776ｍ、北岳3193ｍ、間ノ岳3190ｍです。）
６：３７ 仙丈小屋への分岐です。
甲斐駒ヶ岳も見えます。
手を使ってよじ登る岩場の道もありました。
７：２０ 小仙丈ヶ岳です。標高１２３を背景に撮りました。
小仙丈ヶ岳と小仙丈沢カールです。
ここからの下山は、私なりに急ぎました。なぜなら、北沢峠９：４５発のバスに乗りたいからです。
このバスを逃すと、次は１：３０発になってしまいます。明日は仕事なので、できれば早く帰りたい・・・と思っていました。馬の背ヒュッテを朝早く出発したのは、９：４５発のバスに乗るためでもありました。
８：１５ 馬の背ヒュッテに向かう分岐です。
下山中、登ってくる人と多くすれ違いました。北沢峠に宿泊し、日帰りで仙丈ヶ岳に登る人が多いのだと思います。
９：０５ 二合目、右に行くと長衛小屋への近道です。私は迷わず真っすぐ進みます。北沢峠への近道です。
９：３０ 北沢峠バス停が見えました。間に合いました。
もう少し余裕をもって下山し、こもれび山荘で休憩したかったのですが無理でした。下山が苦手で、あまりスピードを上げられません。今後の私の課題です。
広河原に戻ってきました。
広河原から甲府行き１１：００発のバスに乗り、無事に帰ることができました。
